Rc_(シェル)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Rc_(シェル)の意味・解説 

rc (シェル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/04 01:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

rc("run commands")は、Version 10 UnixPlan 9のためのコマンドラインインターフェースである。rcはBourne shellに似ているが、その構文はより簡潔なものになっている。また、rcはトム・ダフによって作られた。彼はDuff's deviceと呼ばれるC言語の構築で有名である。

オリジナルなrcのUNIXに対するポートは、Plan 9 form User Spaceの一部としてなされた。rcのUNIX系OSへのリライトはバイロン・ラキツィスによるものも利用可能だが、それはいくつかの互換性のない変更を含んでいる。

rcは、オリジナルのBourne shellがALGOL風の構造を持つのに対して、C言語のような構造を持つ。ただし、"if not"構造を"else"の代わりに使い、リストの繰り返しにBourne shell風の"for"ループを持っている。rcにおいては"$@"のような構造を排除する必要のために、すべての変数は文のリストとなっている。

影響

es

es("extensible shell")は、ラキツィスとポール・ハウァーによって開発[1]された、オープンソースのコマンドラインインターフェースで、rcシェルに影響を受けたスクリプト言語の構文を利用している[2][3]。esは、ラツキィスによるUNIXのためのrcのクローン のコードをオリジナルのベースにしている[4][5]

es(="extensible shell")は、UNIXシェルとして、完全な関数型プログラミング言語を提供することを意図している[6]。esの大部分の開発は1990年代の初頭に始まり、1993年冬のサンディエゴにおけるUSENIXの会議において紹介された後[7]、公式の リリースは1997年の0.9-beta-1以後やめられた[8]。また、esは、zshbashなどのポピュラーなシェルに比べて機能が欠けている[9]

出典

  1. ^ Spatial Analytical Perspectives on GIS. https://books.google.com/books?id=iEK6eQQwOF0C&pg=PA43&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false. 
  2. ^ Ubuntu Manpage: es - extensible shell”. Manpages.ubuntu.com (1992年3月5日). 2014年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月24日閲覧。
  3. ^ Extensible Shell”. FOLDOC. 2012年8月24日閲覧。
  4. ^ Shells Available for Linux”. LUV. 2012年8月24日閲覧。
  5. ^ Jones, Tim. “Evolution of shells in Linux”. IBM. 2014年3月14日閲覧。
  6. ^ Linux Journal 12: What's GNU”. 2013年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月24日閲覧。
  7. ^ Es: A shell with higher-order functions by Byron Rakitzis, NetApp, Inc, and Paul Haahr, Adobe Systems Incorporated; Archived at Archive.Org.
  8. ^ [1]
  9. ^ UNIX shell differences”. Faqs.org. 2012年8月24日閲覧。

外部リンク


「rc (シェル)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Rc_(シェル)」の関連用語

Rc_(シェル)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Rc_(シェル)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのrc (シェル) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS