1979年以降に導入された機能
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「Bourne Shell」の記事における「1979年以降に導入された機能」の解説
数年の内に AT&T は Bourne Shell を強化した。各バージョンは対応する AT&T UNIX のバージョン名で呼ばれる(主なバージョンは Version 7、SystemIII、SVR2、SVR3、SVR4)。というのも、シェルはバージョン番号が付与されていないからでもあり、区別するには実際に機能をテストしてみる必要があった。 1979年以降のバージョンの Bourne shell の機能(や特徴)を以下に示す。 UNIX System III(1981年)test コマンドを組み込み。 # でコメントを書き込めるようになった。 コロンを使ったパラメータのデフォルト値への置換: "${parameter:=word}" SVR2(1984年)関数定義が可能となり、return が組み込まれた。 unset、echo、type を組み込み ソースコードを書き換えて、ALGOL68風でなくした。 SVR3(1986年)現在のような "$@" の用法 getopts 組み込み パラメータ処理を改善し、関数の再帰呼び出しが可能となった。 8ビットクリーン SVR4(1989年)ジョブコントロール 多バイト文字サポート サンがOpenSolarisの中の Bourne Shell の派生版をオープンソースとしてリリースすると、他のフリーなUNIX系OS向けにこれを移植するHeirloomプロジェクトが開始され、利用可能となっている。Solaris や SVR4 の Bourne shell はオリジナルの ALGOL 68 風のソースコードではない。
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