SVR2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 14:53 UTC 版)
「UNIX System V」の記事における「SVR2」の解説
System V Release 2は1984年4月にリリースされた。シェル機能とSVIDが導入されている。新たなカーネル機能として、ファイルロック、デマンドページング、コピーオンライトが導入された。「ポーティングベース; porting base」の概念が定式化され、このリリースでは DEC VAX 11/780 が選択された。「ポーティングベース」とはいわゆるリファレンス実装であり、他のプラットフォームへの移植はそれに基づいて行われる。SVR2 カーネルの詳しい説明は Maurice J. Bach の著書 The Design of the UNIX Operating System にある 。Apple ComputerのA/UXはこのリリースに基づき(後にSVR3、SVR4、BSDから各種拡張を取り入れている)、そこにMacintoshのツールボックスを導入している。初期のHP-UXもSVR2からの派生だった。
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