ビフェノックス
ビフェノックス
ビフェノックス
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/19 03:53 UTC 版)
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Methyl 5-(2,4-dichlorophenoxy)-2-nitrobenzoate |
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| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 42576-02-3 |
| PubChem | 39230 |
| ChemSpider | 35891 |
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| 特性 | |
| 化学式 | C14H9Cl2NO5 |
| モル質量 | 342.13 g mol−1 |
| 外観 | 黄色の固体[1] |
| 融点 | 85 °C, 358 K, 185 °F [1] |
| 水への溶解度 | 0.35 mg/L[1] |
| 危険性 | |
| 半数致死量 LD50 | 6400 mg/kg (oral, rat)[2] |
| 関連する物質 | |
| 関連するジフェニルエーテル系除草剤 | クロメトキシニル クロルニトロフェン |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
ビフェノックス(英: bifenox)は、ジフェニルエーテル系除草剤である。
用途
ビフェノックスはプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤である。雑草の幼芽や若い葉に作用して細胞膜を破壊し、過酸化物を放出する。光合成を阻害する作用も持つ[3]。
アメリカのモービルケミカルが開発した薬剤で、日本では1981年11月5日に農薬登録を受けた。水田のノビルやマツバイに適用され、田植え前後に散布される。商品名は単剤の「ウィーラル」「モーダウン」、混合剤の「アップランダー」や「プレカット」などがある[4]。
脚注
参考文献
- 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著 『農薬毒性の事典 改訂版』 三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。
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