BasePartialCachingControl クラス

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

BasePartialCachingControl クラス

StaticPartialCachingControl クラスおよび PartialCachingControl クラスの基本機能を提供します。

名前空間: System.Web.UI
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public MustInherit Class
 BasePartialCachingControl
    Inherits Control

Visual Basic (使用法)

Dim instance As BasePartialCachingControl

C#

public abstract class BasePartialCachingControl
 : Control

C++

public ref class BasePartialCachingControl
 abstract : public Control

J#

public abstract class BasePartialCachingControl
 extends Control

JScript

public abstract class BasePartialCachingControl
 extends Control

解説

BasePartialCachingControl クラスは、プログラムによって出力キャッシュが有効になるユーザー コントロールを表すクラスです。ASP.NET には、コントロールの出力キャッシュを有効にする方法が複数あります。出力キャッシュを有効にするために使用できる方法は、次のとおりです。

• ディレクティブによって出力キャッシュを有効にする場合は、@ OutputCache ディレクティブを使用します。

• 分離コード ファイルのユーザー コントロールのキャッシュを有効にするには、PartialCachingAttribute クラスを使用します。

• BasePartialCachingControl のインスタンスで処理を行うプログラムによってキャッシュの設定を指定するには、ControlCachePolicy クラスを使用します。

Topic	Location
方法 : ASP.NET ページのキャッシュに有効期限値を設定する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : ASP.NET ページのキャッシュをプログラムによって設定する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : ASP.NET ページのキャッシュを宣言によって設定する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : HTTP ヘッダーを使用してページのバージョンをキャッシュする	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : キャッシュ キーの依存関係によってページ出力をキャッシュする	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : キャッシュされたアイテムから値を取得する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : ファイルの依存関係によるページ出力のキャッシュ	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : 要求元のブラウザを使用してページのバージョンをキャッシュする	ASP .NET Web アプリケーションの作成

使用例

BasePartialCachingControl クラスへの参照を作成し、それを Parent プロパティの値に設定する方法を次のコード例に示します。このコードはその後、Dependency プロパティに CacheDependency オブジェクトを設定し、コントロールをテキスト ファイルに依存させます。

Visual Basic

Sub Page_Load(sender As [Object], ev As
 EventArgs)
   Dim c As BasePartialCachingControl = Parent
 
      If Not (c Is Nothing)
 Then
      c.Dependency = New CacheDependency(MapPath("dep1.txt"))
   End If
End Sub 'Page_Load

C#

void Page_Load(Object sender, EventArgs ev) {
    BasePartialCachingControl c = Parent as BasePartialCachingControl;
    if (c != null) {
      c.Dependency = new CacheDependency(MapPath("dep1.txt"));
    }
}

.NET Framework のセキュリティ

• AspNetHostingPermission  (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可) 要求値 : LinkDemand; アクセス許可値 : Minimal。
• AspNetHostingPermission  (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可) 要求値 : InheritanceDemand; アクセス許可値 : Minimal。

継承階層

System.Object
   System.Web.UI.Control
    System.Web.UI.BasePartialCachingControl
       System.Web.UI.PartialCachingControl
       System.Web.UI.StaticPartialCachingControl

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
BasePartialCachingControl メンバ
System.Web.UI 名前空間
UserControl
その他の技術情報
ASP.NET ページの一部だけのキャッシュ
@ OutputCache