Array.SyncRoot プロパティとは? わかりやすく解説

Array.SyncRoot プロパティ

Array へのアクセス同期するために使用できるオブジェクト取得します

名前空間: System
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文構文

解説解説

このプロパティは、System.Collections.ICollection インターフェイス実装ます。

Array基本クラスとする .NET Framework クラスでは、SyncRoot プロパティによって、コレクションの独自の同期されたバージョン用意されています。

配列使用するクラスでは、SyncRoot プロパティ使用して、独自の同期実装することもできますコードによる同期操作は、コレクション直接実行するではなくコレクションSyncRoot実行する必要があります。これにより、他のオブジェクトから派生したコレクション操作正常に実行されます。特に、コレクション同時に変更する可能性がある他のスレッドとの間で、正常な同期維持します。SyncRoot実装によっては、Array 自体返す場合あります

コレクション列挙処理は、本質的にスレッド セーフな処理ではありません。コレクション同期されている場合でも、他のスレッドがそのコレクション変更する可能性はあり、そのような状況発生すると列挙子例外スローます。列挙処理を確実にスレッド セーフに行うには、列挙中にコレクションロックするか、他のスレッドによって行われた変更によってスローされる例外キャッチします。

このプロパティ値を取得することは、O(1) 操作なります

使用例使用例

列挙処理中に SyncRoot プロパティ使用して配列ロックする方法次のコード例示します

Dim myArray As Array = New
 Integer() { 1, 2, 4 }
SyncLock(myArray.SyncRoot) 
    For Each item As Object
 In myArray
        Console.WriteLine(item)
    Next
End SyncLock
Array myArray = new int[] { 1, 2, 4 };
lock(myArray.SyncRoot) 
{
    foreach (Object item in myArray)
        Console.WriteLine(item);
}
Array^ myArray = gcnew array<Int32> { 1, 2, 4 };
try
{
    Monitor::Enter(myArray->SyncRoot); 
        
    for each (Int32 item in myArray)
        Console::WriteLine(item);
}
finally
{
    Monitor::Exit(myArray->SyncRoot);
}
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照



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