ApplicationSettingsBase.Upgrade メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ApplicationSettingsBase.Upgrade メソッド

メモ : このメソッドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

アプリケーション設定を更新して、アプリケーションの最新のインストールを反映します。

名前空間: System.Configuration
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Overridable Sub Upgrade

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ApplicationSettingsBase

instance.Upgrade

C#

public virtual void Upgrade ()

C++

public:
virtual void Upgrade ()

J#

public void Upgrade ()

JScript

public function Upgrade ()

解説

Upgrade メソッドは、アプリケーションの新しいバージョンにスムーズに移行できるように、次の 2 つのアクションを実行します。

• IApplicationSettingsProvider.Upgrade メソッドの呼び出しによって、アップグレードされたアプリケーションの存在を対応するすべての設定プロバイダに通知します。これは、設定プロバイダが IApplicationSettingsProvider インターフェイスを実装していることを前提としています。設定ラッパー クラスが NoSettingsVersionUpgradeAttribute でマークされている場合には、このアクションは実行されません。

• すべてのアプリケーション設定の値を再読み込みします。

Upgrade の既定の動作をオーバーライドして、カスタムのアップグレード動作またはマージ動作を実装できます。アプリケーションの以前のバージョンの設定について、個々の値を取得するには、GetPreviousVersion メソッドを使用します。カスタムのアップグレード動作の例を次に示します。

• 以前にユーザーが指定した値または以前の既定値の 1 つ以上をオーバーライドする、新しいポリシーの既定値を使用します。

• 新しい範囲、別の設定プロパティ グループなどと互換性を持たせるために、以前の値に対して特殊な変換を実行します。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
ApplicationSettingsBase クラス
ApplicationSettingsBase メンバ
System.Configuration 名前空間
Providers
Reload
GetPreviousVersion
NoSettingsVersionUpgradeAttribute
IApplicationSettingsProvider.Upgrade