AccessibleObject.Accessibility.IAccessible.accSelect メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

AccessibleObject.Accessibility.IAccessible.accSelect メソッド

このメソッドは、.NET Framework インフラストラクチャをサポートします。独自に作成したコードから直接使用するためのものではありません。

ユーザー補助オブジェクトの選択項目の修正またはキーボード フォーカスの移動を行います。

名前空間: System.Windows.Forms
アセンブリ: System.Windows.Forms (system.windows.forms.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Private Sub Accessibility.IAccessible.accSelect
 ( _
    flagsSelect As Integer, _
    childID As Object _
) Implements IAccessible.accSelect

Visual Basic (使用法)

Dim instance As AccessibleObject
Dim flagsSelect As Integer
Dim childID As Object

CType(instance, IAccessible).accSelect(flagsSelect, childID)

C#

void IAccessible.accSelect (
    int flagsSelect,
    Object childID
)

C++

private:
virtual void Accessibility.IAccessible.accSelect (
    int flagsSelect, 
    Object^ childID
) sealed = IAccessible::accSelect

J#

J# では、明示的なインタフェースの実装は使用できますが、新規に宣言することはできません。

JScript

JScript では、明示的なインタフェースの実装は使用できますが、新規に宣言することはできません。

パラメータ

flagsSelect

AccessibleSelection 値のビットごとの組み合わせ。

childID

選択対象のユーザー補助オブジェクトの ID 番号。このパラメータは、オブジェクトを選択する場合は 0、オブジェクトの子オブジェクトのうち 1 つを選択する場合は子 ID に設定します。

解説

複雑な選択操作を実行するために、Select の呼び出し時に指定する AccessibleSelection 値を次に示します。

演算	フラグの組み合わせ
クリックのシミュレート	F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.TakeFocus または F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.TakeSelection
Ctrl + クリック操作のシミュレートによる対象項目の選択	F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.TakeFocus または F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.AddSelection
Ctrl + クリック操作のシミュレートによる対象項目の選択のキャンセル	F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.TakeFocus または F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.RemoveSelection
Shift + クリック操作のシミュレート	F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.TakeFocus または F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.ExtendSelection
オブジェクトの範囲の選択および最後のオブジェクトへのフォーカスの設定	開始点となるオブジェクトで F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.TakeFocus を指定して選択アンカーを設定します。次に、再度 Select を呼び出し、終了点のオブジェクトで F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.TakeFocus または F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.ExtendSelection を指定します。
すべてのオブジェクトの選択解除	任意のオブジェクトで F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.TakeSelection を指定します。このフラグは、直前に選択したオブジェクト以外の、選択されているオブジェクトすべての選択を解除します。次に、再度 Select を呼び出し、同じオブジェクトで F:System.Windows.Forms.AccessibleSelection.RemoveSelection を指定します。

Accessibility.IAccessible.accSelect メソッドは、IAccessible COM インターフェイスを実装します。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
AccessibleObject クラス
AccessibleObject メンバ
System.Windows.Forms 名前空間