A Song of Summerとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > A Song of Summerの意味・解説 

なつのうた【夏の歌】

読み方:なつのうた

原題、A Song of Summer》ディーリアス管弦楽による交響詩1931年作曲晩年代表作で、ディーリアス失明後に口述筆記により完成


ケテルビー:夏の歌

英語表記/番号出版情報
ケテルビー夏の歌A Song Of Summer

夏の歌

(A Song of Summer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/11 07:34 UTC 版)

夏の歌』(なつのうた、英語:A Song of Summer)は、フレデリック・ディーリアスが作曲した交響詩

概要

1929年の作品で、当時ディーリアスは失明していたために、口述筆記によって友人エリック・フェンビー筆耕を務めて完成させた[1]

本作の事情についてディーリアスはフェンビーに次のように語ったという[2]

想像してくれたまえ。ヒースの生い茂るに腰かけてを見渡しているところを。弦楽器の高音域で保たれた(冒頭の)和音は、雲ひとつない青空と、静かで穏やかな景色を示しているんだ。……曲に動きが出てきたときにヴァイオリンに現れる音型を憶えておくがいい。そこで私がそれを取り入れたのは、波の静かなうねりを示したかったからなのさ。フルートが示しているのは、滑空するカモメだ。

1918年にディーリアスが作曲した未発表の交響詩『人生と愛の詩』を改作したのが本作である[2]

編成

拡充された3管編成のオーケストラによる。

初演

1931年9月17日ヘンリー・ウッドの指揮によりロンドンで初演され、フェンビーに献呈された[1]

演奏時間

約9分

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 三浦淳史『英国音楽大全 「イギリス音楽」エッセイ・評論&楽曲解説集』音楽之友社、2022年11月30日、250頁。ISBN 978-4-276-20085-2 
  2. ^ a b 三浦『大全』p.251.

「A Song of Summer」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

A Song of Summerのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



A Song of Summerのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの夏の歌 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS