80芯ケーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 18:04 UTC 版)
「Advanced Technology Attachment」の記事における「80芯ケーブル」の解説
80芯ケーブルは、信号線とグラウンド線を交互に配置し、40芯ケーブルの伝送特性を改良したものである。使われるコネクタには、GND信号が偶数ピンまたは奇数ピンに割り当てられる二つの仕様があり、それぞれコネクタに刻印されている ODD GND または EVEN GND の文字列で区別することが出来る。多くの市販ケーブルや、製品としてPCに組み込まれているコネクタはODD GNDの物である。柔軟な配線取り回しや筐体内の気流改善を目的として使われるスマートケーブルは、シールド付き40芯(丸)ケーブルを使うため、「Ultra DMA 66 対応」を謳うものであっても80芯フラットケーブルの特性を保持できないことがあり障害の原因になることがある。80芯ケーブルではケーブル部はすべてフラットケーブルであり、40芯ケーブルの一部に見られたリボンケーブルを用いたものはリボンケーブル用80芯コネクタが製造されなかったことからケーブルアセンブリとしても製造されていない。 コネクタには色分けがあり、デバイス側から見た場合、全40Pinのコンタクトにおいて下記の違いがある。なお、20Pinは逆差し防止の為のピンであり、埋められていたり、接点が無いこともある。 黒(マスター):全ピンある。 青(ホスト):40芯ケーブルとの識別の為、34PinがケーブルではなくGNDに接続される。 灰(スレーブ):ケーブルセレクトの為、28Pinが存在しない。デバイス側ケーブル端から見て2番目に配される。製品に組み込み済みのものなどでは、全ピン結線の黒コネクタや青コネクタを用い、適宜ピンを抜いてケーブルセレクトを実装している製品もある。
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