7.7cm FK 16
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/27 04:22 UTC 版)
7.7 cm FK 16(7,7 cm Feldkanone 16)とは、第一次世界大戦中の1916年にドイツ帝国陸軍が制式採用した野砲である。
概要
前任の7.7cm FK 96 nAは軽量で機動力が高かったが、第一次世界大戦においては戦争が塹壕戦に移行すると機動力はほとんど意味がなく、射程に勝るフランス製のM1897 75mm野砲やイギリス製のQF 18ポンド砲などに対して極めて不利な立場に立たされた。これを解消するために開発されたのが、FK 16である。
長い砲身を搭載し、脚に穴をあけて大仰角をとれるようにすることで射程を延長している。従来の固定式薬莢から分離薬莢式に変更することで装薬量の増減による射程の調節が可能となっているが、その代償として連射速度がやや低下している。
第一次世界大戦終結後のドイツはヴェルサイユ条約によって重火器の保有を禁止されたため、残存砲はベルギーが戦争賠償として接収したほかドイツも一定数を極秘裏に保管していた。その後、ドイツとベルギーでそれぞれ独自の改良型が登場した。
派生型
- 7.5cm FK 16 nA
- ドイツが極秘裏に隠匿していたFK 16の砲身を、1930年代初頭に制式採用された75mm砲弾用のものに換装した型。
- Canon de 75 mle GP11
- Canon de 75 mle TRの砲身をFK 16の砲架に搭載したベルギー製の改良型。
- Canon de 75 mle GP111
- FK 16の砲身にベルギー軍制式の75mm砲弾を使用可能なように詰め物をした、ベルギー製の改良型。
スペック
- 口径:77mm
- 全長:m
- 全幅:m
- 重量:1,318kg
- 砲身長:2,695mm(35口径)
- 仰俯角:-10°~+40°
- 左右旋回角:°
- 運用要員:名
- 発射速度:発/分(最大)
- 射程:10,700m
- 生産期間:1916年~1918年
- 生産総数:3,020門以上
関連項目
- 野砲
- M1897 75mm野砲(フランス) / QF 18ポンド砲(イギリス) / M1902 76mm野砲(ロシア帝国) / 改造三八式野砲(大日本帝国)
「7.7cm FK 16」の例文・使い方・用例・文例
- まもなく当機はJFK国際空港に到着します
- 科学的知識は16世紀以来大いに進歩してきた
- 彼は8月16日にロンドンに向けて出発した
- 私はあと数週間で16歳になる
- あの多面体は16の面がある
- 16インチ砲
- 彼女の16歳の誕生日はもうすぐそこだ
- 私は16歳です
- ジャガイモは16世紀にヨーロッパにもたらされた
- NW16便の飛行機の出発が遅れましたことをおわび申し上げます
- 16歳の乙女
- 16は8の倍数である
- 8掛ける2は16
- 便にご搭乗のお客様,16番ゲートにお進みください
- ルイ16世の妻,マリー・アントワネット王妃
- 私の妹は16歳の時に家出した
- その角度は3度8分16秒です
- ヨーロッパ人による北米入植は16世紀に始まった
- 16は7では割り切れない
- その爆発では16人の生存者がいた
固有名詞の分類
ドイツの火砲 |
ディッケ・ベルタ FH70 7.7cm FK 16 7.5cm FK 38 7.5 cm PaK 97/38 |
野砲 |
三八式野砲 7.7cm FK 96 7.7cm FK 16 7.5cm FK 38 7.7cm FK 96 nA |
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