6章あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 14:07 UTC 版)
ベルガー中尉は、ヒトラー総統の署名で、ある重要人物「“サーガ”(伝説)氏」の護送任務を命じられる。中尉は彼の正体を、総統の金庫番であり、ナチが押収した財宝をトランクに詰め込んでいるのだと予想する。 ウィーンからスペインのラコルーニャ港まで、一行は飛行機と船で移動する。道中、巨人の影が彼らを追跡してくるも、サーガ氏は魔術でそいつらを撒く。続いて、潜水艦に乗り換えてアルゼンチンを目指すよう命令を受けるも、巨人は海底でも追いかけてくる。報道でヒトラーが死に第三帝国が崩壊した事実を知らされても、サーガ氏は南米で第四帝国を創設するだけと豪語するのみ。巨人に襲われそうになると、サーガ氏は近くの海上にアルゼンチンの船がいることを指摘して「魚雷で撃沈しろ。海魔が船員たちを食っているうちに、我々は逃げるのだ」と外道な命令をくだす。 中尉は、サーガ氏のトランクの中身<ペリシテ人の炎宝>が、巨人から奪った「瞳」であることに気づく。サーガ氏は、炎宝の魔力で死から蘇り、さらにはヒトラーに成り代わろうとしていた。サーガ氏は、秘密を知りすぎたベルガーを消そうとし、さらに巨人の襲撃も加わり、事態は混沌化する。巨人は潜水艦を破壊して「SS軍服姿の怪物」を捕まえ、瞳を取り返すと、彼の名を暴き、人の身で驕りすぎたと断罪して喰い殺す。ベルガー中尉とインゲは海上に逃れ、漁船に救助される。ベルガーは生涯、己が目撃した光景を、海難の恐慌心理から生じた幻覚幻聴であると信じ続けた。
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