3回目の爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 22:13 UTC 版)
学校での爆発からおよそ30分後に、キーホーは自動車で学校にやって来て校長のヒューイックを見つける。キーホーは校長を自分の自動車へ呼び寄せた。目撃者の証言によると、ヒューイックがキーホーの自動車に近付いた時に、キーホーはライフルを取り出して後部座席に発砲したという。その発砲によってか、あるいは別の理由によってかは不明だが、その時に車内のダイナマイトが爆発した。この爆発によりキーホー、校長が死亡したほか、巻き添えで地元の郵便局長、そして郵便局長の義父で引退した元農場経営者も死亡した。ある第2学年の8歳の少年は、崩壊した学校から抜け出したところを、この爆発により飛んできた金属片が当たって死亡した。他にも数人がこの時の爆発により負傷している。 キーホーの自動車が爆発した時のことを、前述のキーホーの隣人の男性は次のように述べている。 1人の母親が、学校からすぐ近くの土手の上に座っているのが見えてたね。両脇には彼女の2人の娘の遺体が横たわっていて、もう1人息子を抱きかかえていたんだ。結局、男の子は病院に運ばれて直ぐに死んじゃったけど。丁度その頃が通りでキーホーの車が爆発した時で、その爆発に巻き込まれて男の子はひどい怪我を負ったんだ。 ある路面作業員の親方は、最後の爆発の時のことを次のように回想している。 もう、世界が終わっちまうんじゃないかと思ってた。ちょっと意識も朦朧としていたみたいだし。兎にも角にも、気がつくと既に通りに出ていたんだ。俺の部下の1人が郵便局長の傷を縛ってたんだが、既に局長は脚を吹き飛ばされていたんだよね。で、俺は校舎に戻ってダイナマイトの捜索で中止命令が出るまで救助隊を手伝ってた。
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