3回目の裁判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 07:51 UTC 版)
3回目の裁判では、アルカラは自分自身を弁護士として選任した。彼は質問者と証人の両方の役割を演じ、質問をする際には普通より深い声で「アルカラさん(Mr. Alcala)」と自分に対し呼びかけ、自分でそれに答えるという奇妙なものだった。 アルカラは、容疑について、記憶にないと主張する以外、何ら有効な自己弁護は出来なかった。彼は最終弁論の中で、主人公が精神科医に「殺すことを望んでいる」と言うアロ・ガスリーの歌「Alice's Restaurant」を流した。2日以内の審議の後、陪審員は5件の第一級殺人事件すべてで有罪判決を下した。 裁判におけるサプライズは、アルカラの最初の犠牲者であるメキシコに行ってしまった少女が証言台に立った事だった。 唯一の弁護側証人である精神科医のリチャード・ラパポートは、アルカラの境界的人格障害のせいで彼の記憶がないという証言を説明できると証言した。検察官は、アルカラは「自分のしていることが間違っていて気にかけていないことを知っていた」「性的捕食者」であると主張。 2010年3月、アルカラは3度目の死刑を宣告された。
※この「3回目の裁判」の解説は、「ロドニー・アルカラ」の解説の一部です。
「3回目の裁判」を含む「ロドニー・アルカラ」の記事については、「ロドニー・アルカラ」の概要を参照ください。
- 3回目の裁判のページへのリンク