270°エア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 19:38 UTC 版)
「ナイキ エアマックス」の記事における「270°エア」の解説
エアマックス93:270°ビジブルエアを搭載。270°からエアを見せるデザインは、取っ手のついたプラスチック製ミルク瓶から着想を得たとされている。このエアバッグは射出成型(ブローモールディング)様式によって成型されており、より均一なエアバッグの成型が可能となった。スウッシュとエアバッグの色が統一された初めてのモデルでもある。 エアマックス94:エアバッグを2つの「部屋」に分け異なる圧に設定している(マルチチャンバーエア)。それぞれ5psiと25psiに設定されており、高い方はクッショニングに、低い方は安定性に寄与している。アッパーにはハラチシステムを搭載し、メッシュ素材は金属パーツを用いている。 エアマックス95:日本における第一次スニーカーブームの火付け役となったモデル。世界中で法外なプレミアム価格で販売され、エアマックス狩りなる社会問題まで引き起こすに至った。販売当初は単に最新型「エアマックス」と呼ばれていたが、販売された年号から「エアマックス95」と呼ばれるようになった。フォアフットにビジブルエアを搭載した初のモデルでもある。デザイナーはセルジオ・ロザーノ。人体の骨格と筋肉をモチーフとしたデザインとなっており、アッパーはトレイルランニングでも汚れが目立たないよう配慮しグラデーションカラーにし、通気性を考慮しメッシュ素材も積極的に用いている。 エアマックス96:第一次スニーカーブーム終焉時期に発売されたモデル。技術的には前年のAIR MAXのソールのエアチャンバーの配置換えをしたのみであった。1996年秋冬モデルと1997年春夏モデルが存在し、とくに秋冬モデルが「エアマックス97」となるはずであったが、人気を得ることができず、後述のエアマックス97が正式な名称を関したモデルとなり、春夏モデルは後にエアマックス96−2と呼ばれることとなる。 エアマックス270:2018年に発表されたエアマックス。ヒール部分に270°ビジブルエアを搭載しており、アッパーはエンジニアードメッシュのバージョンとフライニット素材のバージョンがある。2018年当時、ナイキ史上最大容量のヒールエアを搭載していたが、翌2019年発売のエアマックス720はさらなる容量のエアを搭載するに至る。
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