2021系の電装解除
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:30 UTC 版)
「阪急2000系電車」の記事における「2021系の電装解除」の解説
1968年の神戸線8連化に際し、2021系は編成を解体して増結付随車への転用を開始した。電動車は電装解除の上2000系に、付随車は3000系に組み込まれ、神戸線から編成としては撤退し、宝塚線に集中配置された。宝塚線では神戸線で発生した様なトラブルは発生しなかったものの、電気的な複雑さと保守の困難さは変わらず、2021系は電動車を電装解除の上、全車が他系列の中間付随車への転用が図られることとなった。転用改造は1970年に始まり、6両貫通編成の中間車を中心に10両が電装解除の上で2000系と3000系に組み込まれた。 1977年の6000系の投入による5000系の連解運用の終了に伴い、空気ばね台車の5000系の長編成化用として2021系が組み込まれた。エコノミカル台車の2031 - 2036、2081-2086の12両が対象で、付随車化と冷房化の上で編入されている。他の4両が3000系の増結用として改造され、残りは先頭車のみで編成された8両編成2本のみとなった。 1978年には2087Fが電装解除され、最後に残った2077Fも、1979年春には4両編成化され箕面線用となったが、同年中に電装解除され、3000系・3100系7両編成に編入された結果、2021系単独編成での運用は消滅した。また電装解除された2028・2030と、2077・2079・2090・2091の6両については、運転台は撤去されずに中間付随車として使用されていたが、後の冷房化改造と同時に運転台が撤去されている。
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