2012年 トップ50入り、ロンドン五輪出場
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「添田豪」の記事における「2012年 トップ50入り、ロンドン五輪出場」の解説
1月のチェンナイ・オープンでは予選から勝ち上がり、準々決勝ではスタン・ワウリンカを6-4, 6-4で破りATPツアー初のベスト4に進出した。準決勝ではヤンコ・ティプサレビッチに1-6, 4-6で敗れた。 2月10日、日本が27年ぶりに復帰したデビスカップワールドグループの1回戦のクロアチア戦のシングルス第1試合で、世界ランク55位で格上のイワン・ドディグに6-7(3), 3-6, 6-4, 6-3, 7-5、4時間5分のフルセットの死闘の末、勝利。1981年にデビスカップが現行制度となってから、日本はワールドグループで1981年と1985年に戦った経験があったが、どちらも全試合敗退に終わっており、この勝利は日本人選手のワールドグループでの初勝利という歴史的な1勝となった。2勝2敗で迎えた最終試合でイボ・カロビッチに6-7(4), 1-6, 4-6、通算成績2勝3敗で惜しくも敗れ、初のベスト8には進めなかったが、2月13日付けの世界ランキングで、90位から81位に上がった。 全仏オープンでは、シングルスは1回戦ドミトリー・トゥルスノフに1-6, 4-6, 4-6で敗退したものの、盧彦勳と組んだ男子ダブルスの1回戦でジェイミー・マリー/カーステン・ボール組に7-6, 4-6, 6-3で勝利し、全部門を通じて4大大会での初勝利を挙げた。 6月11日発表のランキングにより錦織圭と共にロンドンオリンピックの出場権を獲得し、五輪への初出場が決定した。6月27日には伊藤竜馬の出場も発表され、五輪のテニス競技に日本男子選手が3人出場するのは、4人だった1924年(大正13年)のパリオリンピック以来88年ぶりの快挙となった。 6月26日、ウィンブルドンのシングルス1回戦で世界ランク116位のイーゴリ・クニツィンを6−3, 6−2, 6−1のストレートで破り、4大大会のシングルスで初勝利を挙げた。錦織圭も1回戦を突破し、ウィンブルドンで2人の日本人男子選手がシングルス2回戦に進んだのは、1973年(昭和48年)の九鬼潤、坂井利郎以来39年ぶりの快挙となった。2回戦では第9シードのフアン・マルティン・デル・ポトロに2-6, 3-6, 6-1, 4-6で敗れた。アトランタ・テニス選手権では準々決勝で錦織圭を6-2, 6-1で破りベスト4に進出、大会後のランキングで自己最高の47位を記録しトップ50入りを果たした。 ロンドン五輪ではシングルスでは1回戦でマルコス・バグダティスに7-6(6), 6-7(5), 2-6で敗れた。錦織と組んだダブルスでも1回戦で北京五輪金メダルのフェデラー/ワウリンカ組に7-6(5), 4-6, 4-6で敗れた。全米オープンでは1回戦でマーディ・フィッシュに6-7(3), 6-7(2), 3-6で敗れた。
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