2012年岡崎市長選挙
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2012年(平成24年)4月26日、任期満了に伴う岡崎市長選挙に立候補する意向を表明した。6月1日、現職の柴田紘一は不出馬を表明。柴田は同日行われた記者会見で「後継者は決めない」と明言するも、その頃にはすでに大村秀章愛知県知事に働きかけ、日本一愛知の会の園山康男県議の擁立に動いていた。7月20日、園山は正式に出馬を表明。柴田市長は8月4日の岡崎観光夏まつり花火大会の開会挨拶で大村知事と園山を壇上に上げ、候補者の背後にあるものが何であるかを市民に知らしめた。そして8月6日、記者会見を開き園山支持を明らかにした。 民主党もこれらの動きに同調。党県連代表の中根康浩の父親の中根薫市議は9月4日、市議会定例会の一般質問で「一点の落ち度もないくらい、私どもが柴田市政に物申すことなど全く見当たらなかった」と持ち上げたあと、柴田に真意を尋ねた。柴田市長は「この方ならば、きっと間違いない道を歩んでくれると感じ、推薦をした」と答弁。さらに内田陣営を「正常な姿ではない」と痛罵した。岡崎市議会自民党系会派の15名の市議のうち中根勝美、蜂須賀喜久好、山崎泰信、永田寛ら4名は、公然と園山を支持した。9月11日、内田は県議を辞職。10月9日、公明党は園山の支持を決定。 同年10月14日、岡崎市長選挙が告示される。内田は自民党の推薦を受けて無所属で立候補。園山は公明党の支持と連合愛知の推薦のほか、大村秀章知事と柴田紘一前市長、前述の市議4名、中根康浩らの支援を受けて立候補。園山の妻の実家が三河地方の有力な産業廃棄物処理業者であったため、経済界でもその多くが園山支持に回った。10月21日投開票。劣勢が伝えられる中、内田が接戦の末に初当選を果たした。この日は市議選、両候補者の辞職に伴う県議補選もあり、岡崎市にとって戦後初のトリプル選挙となった。 ※当日有権者数:291,200人 最終投票率:57.81%(前回比:-1.24pts) 候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持内田康宏 59 無所属 新 87,269票 54.52% (推薦)自由民主党 園山康男 47 無所属 新 72,801票 45.48% (支持)公明党(推薦)連合愛知
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