2007年6月欧州理事会とは? わかりやすく解説

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2007年6月欧州理事会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 16:41 UTC 版)

リスボン条約」の記事における「2007年6月欧州理事会」の解説

2007年6月21日欧州理事会会合ブリュッセル行われ拒絶され欧州憲法条約に代わって新条約を作成することで合意された。会合ドイツ議長国務めるもとで行われドイツ連邦首相アンゲラ・メルケル議長として協議牽引した会合ではキプロスマルタユーロ導入決定など、ほかの分野に関する議論手早く行われその後新条約の協議6月23日午前5時まで続けられた。 IGC付託する16ページにわたる文書合意まとまりその中で欧州憲法条約から「憲法のような性格を持つ用語や欧州連合シンボルといったものが除去される内容盛り込まれた。そのうえで IGC に対して欧州連合理事会での立法手続外交政策といった重要な点について欧州憲法条約規定修正求めたイギリスポーランド圧力を受け、潜在的にイギリス対す例外条項設けるなど、欧州連合基本権憲章適用に関して限定的にするよう求めている。また特定分野立法手続に関して例外的な対処なされる余地含めており、さらに欧州憲法条約規定されていた新たな議決制度について2014年まで凍結することとされた。 6月会合において新条約について「改革条約」という名称がつけられこのため欧州憲法」という名称は消し去られることになった正確に改革条約によって欧州連合条約欧州共同体設立条約条文を、欧州憲法条約にあった多く内容修正することとなるが、両条約を完全に統合するようなものにはなっていない。また実質的に EU法主要な規定のほとんどが含まれ、また法的に実効性を持つ文書である「欧州共同体設立条約」を「欧州連合の機能に関する条約」に改称することが決められた。さらに、欧州憲法条約では基本的人権条項含まれていた点とは異なり改革条約では既存欧州連合基本権憲章法的拘束力持たせることをうたい、独立した文書とすることとなった修正多くアマート委員会提示した内容となっている。

※この「2007年6月欧州理事会」の解説は、「リスボン条約」の解説の一部です。
「2007年6月欧州理事会」を含む「リスボン条約」の記事については、「リスボン条約」の概要を参照ください。

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