2次防以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 21:55 UTC 版)
第2次防衛力整備計画に基づき、昭和36年法律第126号による自衛隊法改正により、管区隊・混成団が廃止されて師団制が採用されることとなった。これにより、1962年(昭和37年)、前述の混成団はすべて師団に改編されて、その姿を消すこととなった。 しかし沖縄の施政権返還翌年の1973年(昭和48年)、同地の警備を担当する部隊として第1混成団が編成。さらに昭和56年には、中国・四国地方を担任していた第13師団から四国を担任する部隊として第2混成団が新編された。いずれも指揮官には陸将補が充てられていた。第2混成団は、1個普通科連隊を基幹とするミニ師団の編成であったが、第1混成団は、普通科部隊が混成群の2個中隊程度にもかかわらず、高射特科群、不発弾処理隊や大型ヘリコプター(当初V-107、のちCH-47J/JA)まで保有する飛行隊、会計隊及び基地通信隊を有する点で一般的な師団と大きく異なっていた。 1990年代に入って、冷戦後の軍縮の流れの中で、師団の規模を縮小化させ、また混成団の規模を拡充させる必要が生じたことから、1995年(平成7年)11月28日に閣議決定された07大綱に基づき、08中期防において、自衛隊としては初の旅団編制が導入されることとなった。これを受けて、既存の混成団は全て旅団に改編されることとなり、平成18年3月に第2混成団が第14旅団に、平成22年3月に第1混成団が第15旅団にそれぞれ改編されて、番号付き混成団は姿を消した。 部隊一覧 第1混成団:1973年(昭和48年)10月16日、新編。2010年(平成22年)3月25日、第15旅団への改編に伴い廃止。 第2混成団:1981年(昭和56年)3月25日、新編。2006年(平成18年)3月27日、第14旅団への改編に伴い廃止。
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