2歩突っ切りとは? わかりやすく解説

2歩突っ切り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 07:15 UTC 版)

カニ囲い」の記事における「2歩突っ切り」の解説

上手が飛車角行落として指す駒落ち2枚落ち」での下手戦法の中で、特に有名なものに「二歩突っ切り(にふつっきり)戦法」というものがあり、下手が4筋と3筋の2つ歩兵をどんどん突いて、位をとり上手を圧迫していくことからこの名で呼ばれる。このときに下手の玉の囲い2枚落ちにおいて攻撃バランスのよいカニ囲い使用される初手からの指し手は△6二銀 ▲7六歩 △5四歩 ▲4六歩 △5三銀 ▲4五歩 △6二金 ▲3六歩 △3二金、▲3五歩(図1)と、まずは4筋の位を取って次に3筋の位を取る。 △上手 なし ▲下手 なし 図は▲3五歩まで図1 2突っ切り途中図 △上手 歩 ▲下手 歩 図は▲3五銀まで図2 2突っ切り完成図 図1以下指し手として 1例として△5二玉、▲4八銀 △2二銀 ▲4七銀 △7四歩 ▲3八飛 △6四歩 ▲3四歩 △同歩 ▲同飛 △3三歩、▲3六飛 △7三金 ▲3七 △6三玉 ▲7八金 △8四金 ▲5八金 △7三桂 ▲6九玉 △7五歩 ▲同歩 △同金 ▲7六歩 △7四金 ▲6八銀 △6五歩 ▲9六歩 △9四歩 ▲4六銀 △6四金 ▲5六歩 △8四歩、▲3五銀(図2)となる。途中△7三桂でいつでも8五桂もしくは▲6五桂から▲7七歩という攻め用意する。下手は▲6八銀でカニ囲い完成しておく。上手の7筋の歩交換に下手の▲7六歩は、上手から7六歩と垂れ歩打たれるのを防ぐ意味である。

※この「2歩突っ切り」の解説は、「カニ囲い」の解説の一部です。
「2歩突っ切り」を含む「カニ囲い」の記事については、「カニ囲い」の概要を参照ください。

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