2代目(2006年-2015年)タイプ8J
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「アウディ・TT」の記事における「2代目(2006年-2015年)タイプ8J」の解説
エクステリアデザインは、Jorge Diez、Gary Telaakが担当した。エクステリアは初代のイメージを残しつつ、近年のアウディの特徴であるシングルフレームなどを取り入れた躍動感あふれるデザインとなっている。An-225からインスピレーションを得たという空調の吹き出し口や、SF映画に登場する宇宙船のようなテールランプなど、細かな内装の作り込みも特徴である。そのインテリアデザインは、Carsten Monnerjan、Uli Beierlenが担当した。 プラットフォームは2代目A3と共通だが、TT専用に開発されたスポーツカー仕様のASF(アウディ・スペースフレームテクノロジー)を採用したことにより、ボディの7割がアルミニウム製となった。これによってねじれ剛性は初代と比べてクーペは50%、ロードスターは120%向上し、同一プラットフォームを採用するゴルフより100kg近く軽量である。初代の欠点であった超高速域の安定性は、120km/hになると自動的にせり上がる電動格納式リアスポイラーやアンダーボディのフラット化によって改善され、Cd値も0.30と初代より向上した。またオプションとして、アウディとしては初めて、磁性流体を利用したサスペンションであるマグネティックライドを搭載している。 インゴルシュタットの本社工場でボディの生産を行い、ハンガリーにあるアウディ ハンガリア モーターKft.へ列車輸送した上で組み立てが行われた。 日本仕様のグレード構成は以下の通り。なお、日本仕様はTTSとTTRSを除き全車右ハンドル車のみの設定で、バイキセノンヘッドライトが標準装備となっている。 カーナビゲーションシステムは前期までHDDナビ(2008年モデルまでクラリオン製MAX760HD、2009年モデルからクラリオン製NX808のOEM)だったが後期はSDナビ(2010年よりNX710、その後NX712のOEM)が搭載された。
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