1950年のMVPをめぐってとは? わかりやすく解説

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1950年のMVPをめぐって

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 22:04 UTC 版)

真田重蔵」の記事における「1950年のMVPをめぐって」の解説

中野晴行の『球団消滅 幻の優勝チーム・ロビンスと田村駒治郎』によると、1950年シーズン中オーナー田村最高殊勲選手MVP)は真田考えて真田に「もし最高殊勲選手取ったら、小鶴誠には自分から賞金を出す」と話した。これは「真田ばかりかわいがられている」と見られることを案じたものであったが、真田が「もし小鶴取った場合自分に金を出すということか」と問うと田村は「そういうことになるか」と返答する日本シリーズ敗退後に最高殊勲選手小鶴発表されると、真田は「最高殊勲選手取れなくても社長が金をくれると言っている」とチームメイト話してしまい、これがチーム内に波紋広げ監督小西得郎には「日本シリーズ中に田村から金を渡された」と歪んで伝わることになった。 この件に関して小西回想録『したいざんまい』では、シリーズ前にMVP小鶴決まったことで、田村真田に「おれがそれ以上のことをしてやる(金でやる)」と告げたことを真田が他の選手話したとある。また、鈴木龍二回顧録プロ野球と共に五十年』で「日本シリーズ中(シリーズと書いた箇所もあり)に最高殊勲選手小鶴発表されたので、田村真田に金を渡しチーム内に内紛生じてシリーズ敗れた」と記している。しかし、実際に最高殊勲選手発表されたのは日本シリーズ終了後11月30日で、前後関係からは「シリーズ前または途中MVP決まったため、田村真田に金を渡す話をした(または渡した)」という話は成り立たない中野本にはこの二つ著作も「参考文献」として挙げられており、その上で異な記述をしている点に留意する必要がある

※この「1950年のMVPをめぐって」の解説は、「真田重蔵」の解説の一部です。
「1950年のMVPをめぐって」を含む「真田重蔵」の記事については、「真田重蔵」の概要を参照ください。

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