1950年と1953年の改正（シャウプ勧告の影響）
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/12/04 10:00 UTC 版)
「所得税」の記事における「1950年と1953年の改正（シャウプ勧告の影響）」の解説
1949年（昭和24年）のシャウプ勧告は、このように高い所得税率は勤労意欲にマイナスがある等の理由で、所得税の最高税率を下げ、それを補うための補完税として富裕税を導入することを勧告した。この結果、1950年（昭和25年）の改正で所得税の最高税率が55％に抑えられ、同時に累進税率で富裕税が導入された。しかし、富裕税は日本に定着せず、3年後の1953年（昭和28年）に廃止されることとなり、代わりに所得税の最高税率が65％に戻された。
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