1950年から1960年までの紋章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/10 17:41 UTC 版)
「ソマリランドの国章」の記事における「1950年から1960年までの紋章」の解説
1950年に、英領ソマリランドの紋章には、以前のものと比べてはるかに複雑なものが採用された。垂直に分割された古フランス式のエスカッシャン(盾形の紋章)は左を緑色、右を青色に彩色され、上部はチーフ(盾の上部)としてソマリ人の使う円形の盾の後ろに穂先を下にしてX形に交叉した槍が配置され、その背景は黄色で表された。左側に配置された緑色の部分は白いミナレットが描かれ、右側に配置された青い部分には上方に波の上で航行するダウ船、下方に金色の錨が描かれている。クレストとして盾の上辺へその角の間に王冠が置かれたクーズーの頭部が置かれた。 英領ソマリランドは、1960年6月26日にソマリランド民族連盟によってソマリランド国として独立すると、同年7月1日にソマリ青年同盟によって独立したイタリア信託統治領ソマリアに統合され、ソマリア共和国の一部となった。この際に英領時代の紋章は使用されなくなったが、旧英領地域は1969年にクーデターで実権を握ったモハメド・シアド・バーレを1991年に放逐した後に再独立を宣言し、新しい国章が1996年に制定され、現在に至っている。
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