1907年(明治40年)改正分
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「十銭硬貨」の記事における「1907年(明治40年)改正分」の解説
「日本の銀貨#明治39・40年改正補助銀貨」も参照 品位:銀72%、銅28% 量目:2.25g 直径:17.575mm 図柄:菊花紋章、菊枝と桐枝、「十錢」(表面)、旭日、桜、年号、「大日本」、「10SEN」(裏面) 周囲:ギザあり 発行開始:1907年(明治40年) 1907年(明治40年)の貨幣法の改正により、流通しなかった前年改正分と同じ直径及び表裏のデザイン(直径の実測値については18.18mmから17.57mmへ縮小)ながら、品位が72%に下げられ、純銀量は旭日五十銭銀貨及び旭日二十銭銀貨と比例関係とされた。その後、10年余りに渡って製造・発行されたが、1914年(大正3年)から始まった第一次世界大戦の影響で、更に銀価格が暴騰し、銀価格が鋳潰点を上回った1916年(大正6年)を最後に発行が停止され、代わって10銭の法定通貨としては大正小額政府紙幣十銭券が発行された。 なお発行期間中は全ての年銘が連続して製造されており、元号の変わり目の年の西暦1912年に当たるものも明治45年銘と大正元年銘の両方がある。
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