155形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/18 16:39 UTC 版)
神戸高速鉄道への乗り入れ実施に伴い、1969年8月に武庫川車両工業で製造された大型高性能救援車である。石屋川車庫に常備されていた。 車体は全長18.7m、全幅2.76mの大型車体で、先に登場した151形各形式と同じ赤茶色に塗られていた。切妻両運転台の前面には2枚の正面窓と頭部中央にヘッドライト2灯、左右には標識灯を取り付けた。1.3m幅の大きな開き戸とデッキ、パワーゲートを設け、重量物の積み下ろしを可能とした。側面には窓のない2m幅の両開き扉を2箇所、側窓はスライド式のアルミサッシ窓を片側4箇所に設けている。窓のない部分には棚やフックなどを設けて救援用の資材を搭載している。 台車及び電装品は3011形の流用品で、3561形3568の機器換装時に発生した東芝製機器を搭載、台車はTT-6を履き、モーターは出力60kWのSE-516を4個搭載し、制御器はPE-15C-Hを装備した。連結器は設置されていないが、設置可能な構造になっていた。
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