東ドイツ国鉄250形電気機関車とは? わかりやすく解説

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東ドイツ国鉄250形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/22 05:25 UTC 版)

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東ドイツ国鉄250形電気機関車
ドイツ鉄道155形電気機関車
ドイツ鉄道155形(2009年)
基本情報
運用者 ドイツ国営鉄道
ドイツ鉄道
製造所 LEW
製造年 1974年 - 1984年
製造数 273両
主要諸元
軸配置 Co'Co'
軌間 1,435 mm
電気方式 単相交流15 kV (16.7Hz)
架空電車線方式
全長 19.600 mm
機関車重量 123.0 t
軸重 20.5 t
主電動機出力 900 kW×6台
歯車比 1:2.72
制御方式 高圧タップ、サイリスタ位相制御
制動装置 発電併用自動空気ブレーキ
最高速度 125 km/h
定格出力 5.400 kW
定格引張力 480 kN
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ドイツ国営鉄道250形(ドイツ語:DR-Baureihe 250)は、東ドイツドイツ国営鉄道(東ドイツ国鉄、略称:DR)が1974年から1984年にかけて製造した交流電気機関車である。東西ドイツ統一後の1992年ドイツ鉄道155形(ドイツ語:DBAG-Baureihe 155)と改番された。その角張った外観から“電動コンテナ”とあだ名されており、また東ドイツ風のあだ名として“シュタージコンテナ”とも呼ばれている。本形式は東ドイツの鉄道における最高出力を誇る機関車であった。

概要

ライプツィヒ・メッセの会場に展示用に運び込まれた250形電気機関車 (1982年)

1960年代中期、ドイツ国営鉄道で就役していた211形242形では出力不足が露呈し始めた為、ドイツ国営鉄道は更に高出力の新型6軸機の製造を企図した。1974年、東ドイツ・ヘニングスドルフ英語版LEW社(現・ボンバルディア・トランスポーテーション)の工場から3両の原型車が出場し250形と付番され、1977年から1984年の間に270両を製造、就役後は貨物列車や旅客列車で運用された。

東西ドイツ統一後、旧東ドイツ地区の鉄道輸送は一時停滞する。この期間に250形は155形と改番、多くが旧西ドイツ地区へ配転となった。ドイツ鉄道の組織改革後に、これ等の車輛は貨物部門のDBカーゴへ転籍した。1998年より一部の車両は予備部品確保用となり廃車となったが、現在も依然として約200両が在籍している。

参考文献

  • Gottfried Köhler: Elektrische Lokomotive, Baureihe 250 der DR. In: der modelleisenbahner. Nr. 10, Berlin 1974, ISSN 0026-7422, S. 299–301.
  • Dieter Bäzold, Günther Fiebig: Ellok-Archiv. transpress, Berlin 1987. ISBN 3-344-00173-6.

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