14丁目-ユニオン・スクエア駅とは? わかりやすく解説

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14丁目-ユニオン・スクエア駅

(14丁目-ユニオン・スクエア駅_(BMTブロードウェイ線) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/25 04:56 UTC 版)

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14丁目-ユニオン・スクエア駅
14 Street–Union Square
 
ニューヨーク市地下鉄乗換駅
ユニオン・スクエア・パークにある駅エントランス
駅情報
住所 East 14th Street, Park Avenue South & Broadway
New York, NY 10003
マンハッタン区
地区 ユニオンスクエア
座標 北緯40度44分05秒 西経73度59分25秒 / 北緯40.73472度 西経73.99028度 / 40.73472; -73.99028座標: 北緯40度44分05秒 西経73度59分25秒 / 北緯40.73472度 西経73.99028度 / 40.73472; -73.99028
ディビジョン AディビジョンIRT)、BディビジョンBMT
路線 BMTブロードウェイ線
BMTカナーシー線
IRTレキシントン・アベニュー線
運行系統       4  (常時)
      5  (深夜帯以外)
      6  (常時) <6> (平日20時45分まで、混雑方向)
      L  (終日)
      N  (終日)
      Q  (終日)
      R  (深夜帯以外)
      W  (平日)
接続 ニューヨーク市バス: M1, M2, M3, M14A, M14D, X1, X7, X9, X10, X12, X17, X27, X28
構造 地下駅
駅階数 3階層
その他の情報
開業日 1948年7月1日(70年前) (1948-07-01[1]
バリアフリー設備 (BMTブロードウェイ線BMTカナーシー線ホームのみ)
利用状況
乗客数 (2015) 複合駅全体で35,320,623[2] 1%
順位 4位(422駅中)

14th Street-Union Square Subway Station (IRT; Dual System BMT)
座標 北緯40度44分05秒 西経73度59分25秒 / 北緯40.73472度 西経73.99028度 / 40.73472; -73.99028
複合資産 New York City Subway System MPS
NRHP登録番号 05000671[3]
NRHP指定日 2005年6月6日

14丁目-ユニオン・スクエア駅(14ちょうめ-ユニオン・スクエアえき、英語: 14th Street–Union Square)はマンハッタン区ユニオンスクエア近くにあるニューヨーク市地下鉄の複合駅で、BMTブロードウェイ線、BMTカナーシー線、IRTレキシントン・アベニュー線が相互に乗換できる。4番街 - 14丁目交差点にあり、以下の運行系統が乗り入れている。

2014年には3567万7468人が利用し、ニューヨーク市地下鉄で4番目に繁忙な駅であった[2]

14丁目-ユニオン・スクエア駅はビジネス街や住宅街、ナイトスポットなど様々なエリアに隣接している。駅の南東側はイースト・ヴィレッジ、南-南西側はグリニッジ・ヴィレッジ、北西側はチェルシー 、北-北東側はフラットアイアン・ディストリクト英語版グラマシー・パークである。

元々は3つの駅が別々になっていたが、1940年の地下鉄の市営一元化後に統合された。現在ではメザニンや出入口、サイネージが共用になっている。2005年にはアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定された[4]

2010年6月にW系統が廃止になる前の案内板

駅構造

G 地上階 出入口
B1 改札階 改札口、駅員詰所、メトロカード自動券売機
(14丁目-パーク・アベニュー・サウス(ユニオン・スクエア・イースト)交差点の北東角にエレベーターあり)
B2
レキシントン・アベニュー線ホーム
相対式ホーム、廃止
北行緩行線 深夜帯:ウッドローン駅行き23丁目/パーク・アベニュー・サウス駅
ペラム・ベイ・パーク駅行き(23丁目/パーク・アベニュー・サウス駅)
平日午後:パークチェスター駅行き(23丁目/パーク・アベニュー・サウス駅)
島式ホーム、到着番線に応じた側のドアが開く
北行急行線 深夜帯以外:ウッドローン駅行きグランド・セントラル-42丁目駅
ダイアー・アベニュー駅行き(グランド・セントラル-42丁目駅)
ラッシュ時:ネレイド・アベニュー駅行き(グランド・セントラル-42丁目駅)
南行急行線 深夜帯以外:ユーティカ・アベニュー駅行きブルックリン・ブリッジ駅
平日:ブルックリン・カレッジ駅行き(ブルックリン・ブリッジ駅)
週末:ボウリング・グリーン駅行き(ブルックリン・ブリッジ駅)
島式ホーム、到着番線に応じた側のドアが開く
南行緩行線 深夜帯:ニューロッツ・アベニュー駅行きアスター・プレイス駅
ブルックリン・ブリッジ駅行き(アスター・プレイス駅)
相対式ホーム、廃止
B2
ブロードウェイ線ホーム
北行緩行線 深夜帯及び休日:アストリア-ディトマース・ブールバード駅行き23丁目/ブロードウェイ駅
深夜帯:96丁目駅行き(23丁目/ブロードウェイ駅)
フォレスト・ヒルズ-71番街駅行き(23丁目/ブロードウェイ駅)
平日:アストリア-ディトマース・ブールバード駅行き(23丁目/ブロードウェイ駅)
島式ホーム、到着番線に応じた側のドアが開く
北行急行線 平日:アストリア-ディトマース・ブールバード駅行き34丁目-ヘラルド・スクエア駅
深夜帯以外:96丁目駅行き(34丁目-ヘラルド・スクエア駅)
南行急行線 平日:シー・ビーチ線経由スティルウェル・アベニュー駅行きキャナル・ストリート駅
深夜帯以外:ブライトン線経由スティルウェル・アベニュー駅行き(キャナル・ストリート駅)
島式ホーム、到着番線に応じた側のドアが開く
南行緩行線 深夜帯及び休日:シー・ビーチ線経由スティルウェル・アベニュー駅行き8丁目-ニューヨーク大学駅
深夜帯:ブライトン線経由スティルウェル・アベニュー駅行き(8丁目-ニューヨーク大学駅)
ベイ・リッジ-95丁目駅行き(8丁目-ニューヨーク大学駅)
平日:ホワイトホール・ストリート駅行き(8丁目-ニューヨーク大学駅)
B3
カナーシー線ホーム
西行線 8番街駅行き6番街駅
島式ホーム、左側ドアが開く
東行線 カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅行き3番街駅

IRTレキシントン・アベニュー線

14丁目-ユニオン・スクエア駅
14 Street–Union Square
 
ニューヨーク市地下鉄
ダウンタウン方面ホーム。左に各駅停車、右に急行が停車する。カーブと可動床の様子も見える。
駅情報
ディビジョン AディビジョンIRT
路線 IRTレキシントン・アベニュー線
運行系統       4  (常時)
      5  (深夜帯以外)
      6  (常時) <6> (平日20時45分まで、混雑方向)
ホーム数 島式ホーム 2面(供用中)
対面乗り換え
相対式ホーム 2面(廃止)
線路数 4線
その他の情報
開業日 1904年10月27日(114年前) (1904-10-27[5]
バリアフリー情報 車椅子でホーム間を移動可能
次の停車駅
北側の隣駅 23丁目駅 (各駅停車): 4 6  <6>
グランド・セントラル-42丁目駅 (急行): 4  5 
18丁目駅 (各駅停車; 廃止): 定期運行なし
南側の隣駅 アスター・プレイス駅 (各駅停車): 4 6  <6>
ブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅 (急行): 4  5 

IRTレキシントン・アベニュー線14丁目-ユニオン・スクエア駅(14ちょうめ-ユニオン・スクエアえき、英語: 14th Street–Union Square)は1904年10月27日に開業した急行停車駅で、島式ホーム2面4線を有する。アップタウン方面ホームとダウンタウン方面ホームはずらして配置されており、カーブ上にある。ダウンタウン方面ホームには可動式の可動ステップ英語版が設けられ、列車到着時に近接センサが働いて自動的にホーム-車両間の隙間を埋めるようになっている。メザニンはホームの上にある。

廃止された緩行線の相対式ホームが2本あり、北行ホームは太く明るい赤枠で仕切られているのが車窓から見える。ダウンタウン方面ホームのメザニン北端からは、合板の穴から相対式ホームを覗き見ることができる

1991年の事故

1991年8月28日、駅の北側で5人が死亡、215人が重軽傷を負う脱線事故が起きた。これは1928年にIRTブロードウェイ-7番街線タイムズ・スクエア-42丁目駅で16人が死亡した事故以来のものであった。運転士のロバート・レイは酒に酔っており、ブロンクス区ウッドローン駅からホーム逸走を繰り返していた。駅の北側でユーティカ・アベニュー駅行 4系統は保線作業中の急行線から緩行線に転線したが、制限速度 時速10マイル(時速16キロメートル)の区間に時速40マイル(時速65キロメートル)で進入したため2両目以降がポイントで脱線し積み重なるように激突した。編成のうち1435、1436、1437、1439、1440の各車はその場でほぼスクラップ状態になり、IRTレキシントン・アベニュー線の構造物も深刻な損傷を受けた。6日間に渡って運休(その間は59丁目駅止で運転された)となり、MTAの作業員は復旧作業に追われた。信号設備や分岐器、線路、路盤、配線類や支柱23本など主要な設備はほとんど交換された。レイは過失致死罪で有罪となり懲役15年を宣告されたが、模範囚だったため2002年4月に釈放された[6][7]

この事故は古い行き止まり線で起きた。IRTブロードウェイ-7番街線72丁目駅と同様、14丁目-ユニオン・スクエア駅も駅手前で別線から入線できるようになっていた。これは緩行線と急行線の間におよそ91メートル (300 ft)に渡って設けられていた。これはホームにまだ先行列車が残っている状態で待ち合わせをする待避線として考えられていたが、このとき既に編成長が待避線の長さを上回っており、待避線の用をなさなくなっていた。このため、復旧の際にこの待避線は撤去された。

画像

BMTブロードウェイ線

14丁目-ユニオン・スクエア駅
14 Street–Union Square
ニューヨーク市地下鉄
緩行線から出発する系統のR46型電車
駅情報
ディビジョン BディビジョンBMT
路線 BMTブロードウェイ線
運行系統       N  (終日)
      Q  (終日)
      R  (深夜帯以外)
      W  (平日)
ホーム数 島式ホーム 2面
対面乗り換え
線路数 4線
その他の情報
開業日 1917年9月4日(101年前) (1917-09-04[8][9]
バリアフリー設備 (IRTレキシントン・アベニュー線への乗換は車椅子非対応)
次の停車駅
北側の隣駅 23丁目駅 (各駅停車): N  Q  R  W 
34丁目-ヘラルド・スクエア駅 (急行): N  Q 
南側の隣駅 8丁目-ニューヨーク大学駅 (各駅停車): N  Q  R  W 
キャナル・ストリート駅 (急行): N  Q 


北側の隣駅 34丁目-ヘラルド・スクエア駅: N  Q  R  W 
南側の隣駅 ディカルブ・アベニュー駅 (マンハッタン橋経由各駅停車): Q 
アトランティック・アベニュー-バークレイズ・センター駅 (マンハッタン橋経由急行): N 
コートランド・ストリート駅 (トンネル経由): N  R  W 

BMTブロードウェイ線14丁目-ユニオン・スクエア駅(14ちょうめ-ユニオン・スクエアえき、英語: 14th Street–Union Square)は1917年9月5日に開業した急行停車駅で、島式ホーム2面4線を有する。

14丁目-ユニオン・スクエア駅はブロードウェイを運行する3路線の中で対面乗り換えの設備を持つ駅としては最南端の駅である。ホーム壁面には1828年にブロードウェイとバワリー・ロードが繋がった際のことを描いたモザイク画がはめ込まれている。メザニンとホーム間連絡通路は改装されており、北行ホームの一番南側の階段を含む古い通路と階段は閉鎖されている。

MTAは1970年代末に駅改修工事を行い、開業以来の壁タイルや古い案内板、白熱灯を新しい案内板や帯タイル、タイルモザイクの駅名標や蛍光灯に交換した。また、階段やホーム縁も修繕された。2002年にはADA対応のため改修工事が行われ、1910年代の開業当初のタイル張りが復元された。この際、合わせて階段の修繕や壁および床のタイル張り直し、照明設備や放送設備の更新やホーム縁への黄色い安全帯の設置、案内板の更新や路盤の整備が行われた。現在はホームごとに駅エントランスとIRTレキシントン・アベニュー線への連絡通路を結ぶエレベーターも設置されている。

2005年から青島千穂制作の City Glow という作品が展示されている。

画像

BMTカナーシー線

ユニオン・スクエア駅
Union Square
ニューヨーク市地下鉄
カナーシー線ホーム
駅情報
ディビジョン BディビジョンBMT
路線 BMTカナーシー線
運行系統       L  (終日)
ホーム数 島式ホーム 1面
線路数 2線
その他の情報
開業日 1924年9月21日(94年前) (1924-09-21
バリアフリー設備 (IRTレキシントン・アベニュー線への乗換は車椅子非対応)
次の停車駅
北側の隣駅 6番街駅: L 
南側の隣駅 3番街駅: L 


北側の隣駅 8番街駅: L 
南側の隣駅 マートル-ワイコフ・アベニュース駅: L 
配線図

BMTカナーシー線ユニオン・スクエア駅 (Union Square) は1924年9月21日に開業した島式ホーム1面2線の駅で、多くの階段が設けられている。メザニンはブロードウェイ - ユニバーシティ・プレイス間の14丁目南側にあるエントランスと繋がっている。 他線に向かう他のエントランスもこのメザニンに繋がっている。ホーム壁面には開業当時からのタイルモザイクの帯が設けられ、スカイブルー、シーグリーン、ライムグリーン、イエローオーカーの帯が新しく設けられたグリーンで縁取りしたタイルパネルの上に映えている。改装工事でホーム - メザニン間にエレベーターが設けられ、ADA対応の駅となっている。

脚注

  1. ^ New York Times, Transfer Points Under Higher Fare, June 30, 1948, page 19
  2. ^ a b Facts and Figures: Annual Subway Ridership”. Metropolitan Transportation Authority. 2014年4月6日閲覧。
  3. ^ NPS Focus”. National Register of Historic Places. National Park Service. 2012年1月25日閲覧。
  4. ^ New York County Listings at the National Register of Historic Places (Structure #05000671)
  5. ^ New York Times, Our Subway Open: 150,000 Try It, October 28, 1904
  6. ^ http://www.nysubway.com/safety/subwaysafety.html
  7. ^ 44:10-50:10 in this video do a small documentary on the accident: http://www.youtube.com/watch?v=2KKVupF7Uug
  8. ^ New York Times, Open First Section of Broadway Line, September 5, 1917
  9. ^ New York Times, Open New Subway to Times Square, January 6, 1918

参考文献

外部リンク





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