レキシントン・アベニュー/59丁目駅とは? わかりやすく解説

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レキシントン・アベニュー/59丁目駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/03 15:10 UTC 版)

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レキシントン・アベニュー/59丁目駅
Lexington Avenue/59 Street
 
ニューヨーク市地下鉄乗換駅
通りに面した階段
駅情報
住所 East 59th Street & Lexington Avenue
New York, NY 10022
マンハッタン
地区 ミッドタウンアッパー・イースト・サイド
座標 北緯40度45分45秒 西経73度58分04秒 / 北緯40.762471度 西経73.9679度 / 40.762471; -73.9679座標: 北緯40度45分45秒 西経73度58分04秒 / 北緯40.762471度 西経73.9679度 / 40.762471; -73.9679
ディビジョン AディビジョンIRT)、BディビジョンBMT
路線 BMTブロードウェイ線
IRTレキシントン・アベニュー線
運行系統       4  (常時)
      5  (深夜帯以外)
      6  (常時) <6> (平日20時45分まで、混雑方向)
      N  (終日)
      R  (深夜帯以外)
      W  (平日23時迄)
乗換え メトロカード使用時のみ:
      F  (終日)
      N  (ラッシュ時)
      Q  (終日)
      R  (朝ラッシュ時の北行1列車) 63丁目線レキシントン・アベニュー-63丁目駅
接続 ニューヨーク市バス: M101, M102, M103, Q32
MTAバス: QM2, QM3, QM20
構造 地下駅
駅階数 3層
その他の情報
開業日 1948年7月1日(71年前) (1948-07-01[1]
利用状況
乗客数 (2018年)16,955,204 (乗換駅全体)[2] 5.2%
順位 424駅中 14位

レキシントン・アベニュー/59丁目駅(レキシントン・アベニュー/59ちょうめえき、: Lexington Avenue/59th Street)はニューヨーク市地下鉄の複合駅で、IRTレキシントン・アベニュー線BMTブロードウェイ線が駅舎を共有している。マンハッタンミッドタウンアッパー・イースト・サイドの境界付近のレキシントン・アベニュー - 59丁目/60丁目にある。ニューヨーク市地下鉄で8番目に利用者が多い駅で、2013年には2128万2767人が利用した[2]

メトロカードがあれば、IND63丁目線F系統及びQ系統)に無料で改札外乗換ができる(改札を出て徒歩でレキシントン・アベニュー-63丁目駅から乗車)。以下の列車が停車する。

駅構造

G 地上階 出入口
メトロカード利用で無料乗り換え:63丁目線レキシントン・アベニュー-63丁目駅 系統の列車)
B1 3番街側改札
(ブロードウェイ線ホーム接続)
改札口、メトロカード券売機
東改札
(北行ホーム接続)
改札口、メトロカード券売機
ブルーミングデールズのエレベーター経由で北行緩行線ホームへ接続、ホームは障害者非対応)
相対式ホーム、右側ドアが開く
北行緩行線 深夜帯:ウッドローン駅行き68丁目-ハンター・カレッジ駅
平日午後:パークチェスター駅行き(68丁目-ハンター・カレッジ駅)
平日午後以外:ペラム・ベイ・パーク駅行き(68丁目-ハンター・カレッジ駅)
平日午後:ペラム・ベイ・パーク駅行き(68丁目-ハンター・カレッジ駅)
南行緩行線 深夜帯:ニューロッツ・アベニュー駅行き51丁目駅
ブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅行き(51丁目駅)
相対式ホーム、右側ドアが開く
西改札
(南行ホーム接続)
改札口、メトロカード券売機
B2 - 緩行線ホーム間連絡通路
南行線 コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅行き5番街-59丁目駅
平日:ホワイトホール・ストリート駅行き(5番街-59丁目駅)
ベイ・リッジ-95丁目駅行き(5番街-59丁目駅)
島式ホーム、左側ドアが開く
北行線 アストリア-ディトマース・ブールバード駅行きクイーンズボロ・プラザ駅
平日:アストリア-ディトマース・ブールバード駅行き(クイーンズボロ・プラザ駅)
フォレスト・ヒルズ-71番街駅行きクイーンズ・プラザ駅
B3 中間階 ホーム間連絡通路
B4 相対式ホーム、右側ドアが開く
北行急行線 深夜帯以外:ウッドローン駅行き86丁目駅
イーストチェスター-ダイアー・アベニュー駅行き、ネレイド・アベニュー駅行き(86丁目駅)
南行急行線 深夜帯以外:クラウン・ハイツ-ユーティカ・アベニュー駅行きグランド・セントラル-42丁目駅
平日:フラットブッシュ・アベニュー-ブルックリン・カレッジ駅行き(グランド・セントラル-42丁目駅)
休日:ボウリング・グリーン駅行き(グランド・セントラル-42丁目駅)
相対式ホーム、右側ドアが開く

地下3階のメザニンは60丁目/レキシントン・アベニュー側の端にあり、1962年のIRT急行線ホームの開業時に設けられたが、各線・各ホーム間の往来をシームレスかつ容易にする役割を果たしており、複合駅の中枢神経であるともいえる。ブロードウェイ線ホームへの階段が3本、レキシントン・アベニュー線急行ホームへの階段が2本、レキシントン・アベニュー線緩行ホームへの階段とエスカレーターが各1本設けられている。

アートワーク

レキシントン・アベニュー線急行ホームとブロードウェイ線ホームの間のメザニンにはエリザベス・マレー作の Blooming(1996年制作)というメザニンの四方の壁を使った大きなモザイク画が飾られている。作品名は近くにあるデパートのブルーミングデールズから採られた[3]。ホームの壁にはコーヒーカップとスリッパのモザイク画を大きくしたものがあしらわれており、デルモア・シュワルツとグウェンドリン・ブルックスの詩から抜粋した "In dreams begin responsibilities" と "Conduct your blooming in the noise and whip of the whirlwind" という韻文がコーヒーカップから立ち上っている。

エントランス/出口

当駅には全部で11のエントランスがある(いずれも階段)[4]

交差点 種類 行先ホーム
レキシントン・アベニュー
-59丁目交差点
南東
ブルーミングデールズ直結)
階段 1 レキシントン・アベニュー線(北行)
北西 階段 1 レキシントン・アベニュー線(南行)
南西 階段 1
レキシントン・アベニュー
-60丁目交差点
北東 階段 1 ブロードウェイ線
レキシントン・アベニュー線(北行)
南東 階段 1
北西 階段 1 ブロードウェイ線
レキシントン・アベニュー線(南行)
南西 階段 1
3番街-60丁目交差点 北東 階段 1 ブロードウェイ線
北西 階段 1
南東 階段 1
南西 階段 1

IRTレキシントン・アベニュー線

59丁目駅
59 Street
 
ニューヨーク市地下鉄
緩行線に入線するアップタウン方面行き6系統R142形電車
駅情報
ディビジョン AディビジョンIRT
路線 IRTレキシントン・アベニュー線
運行系統       4  (常時)
      5  (深夜帯以外)
      6  (常時) <6> (平日20時45分まで、混雑方向)
駅階数 2層
ホーム数 相対式ホーム 4面(各層 2面)
線路数 4線(各層 2線)
その他の情報
開業日 1918年7月17日(101年前) (1918-07-17[5](上層階)
1962年11月15日(57年前) (1962-11-15(下層階)
次の停車駅
北側の隣駅 68丁目-ハンター・カレッジ駅 (各駅停車): 4 6  <6>
86丁目駅 (急行): 4  5 
南側の隣駅 51丁目駅 (各駅停車): 4 6  <6>
グランド・セントラル-42丁目駅 (急行): 4  5 
配線図
上層階
下層階

IRTレキシントン・アベニュー線 59丁目駅は2層構造になっており、各層とも相対式ホーム2面2線を有する急行停車駅である。上層階には緩行線、下層階には急行線が通っている。緩行線と急行線の間にBMTブロードウェイ線が通っており、緩行線ホームから下にブロードウェイ線ホーム、ブロードウェイ線メザニン、急行線ホームの順で重なっている。緩行線ホームと急行線ホームの間は長いエスカレーターで直接繋がっている。

駅は当初各駅停車駅として開業[6]、1962年11月15日に当駅ならびにグランド・セントラル-42丁目駅の混雑悪化を防ぐため急行線にホームが設けられた[7]。急行線のホームの建設は1959年8月10日に開始され、緩急間のホームを結ぶエスカレーターが設置された[8]。この際650万ドル費やした。

画像

BMTブロードウェイ線

レキシントン・アベニュー-59丁目駅
Lexington Avenue - 59 Street
ニューヨーク市地下鉄
プラットホーム
駅情報
ディビジョン BディビジョンBMT
路線 BMTブロードウェイ線
運行系統       N  (終日)
      R  (深夜帯以外)
      W  (平日23時迄)
ホーム数 島式ホーム 1面
線路数 2線
その他の情報
開業日 1919年9月1日(100年前) (1919-09-01[9]
バリアフリー情報 車椅子でホーム間を移動可能
次の停車駅
北側の隣駅 クイーンズボロ・プラザ駅 (アストリア線経由): N  W 
クイーンズ・プラザ駅 (QBL経由): R 
南側の隣駅 5番街-59丁目駅: N  R  W 
配線図

BMTブロードウェイ線 レキシントン・アベニュー-59丁目駅島式ホーム1面2線で2か所のメザニンを持つ駅である。レキシントン・アベニュー側のメザニンにはIRT緩行線の各ホームへの階段と、ダウンタウン方面ホームへのエスカレーターおよび中層階に降りる3本の階段がある。3番街側にも1960年代末に作られた時間営業のメザニンがあり、1978年にボウリング・グリーン駅の改装で用いられたのと同じ赤いタイルが使われている。ホームへの階段に隣接して上り下り双方向のエスカレーターが設けられており、3番街に4本の階段で出ることができる。1960年代にホームが3番街に延長されたため、このエントランスが新設された。

名前とは裏腹に、駅はレキシントン・アベニュー - 59丁目ではなく実際にはレキシントン・アベニュー - 60丁目にある。これは、開業当初はクイーンズボロ橋を通ってクイーンズ区に向かっていたが、通りが狭かったことから59丁目の下を通ってクイーンズ区に行き、60丁目の下を通って戻って来るルートになっていたためである[10]。実際にはレキシントン・アベニュー線緩行ホームを通ってレキシントン・アベニュー - 59丁目の出口から出ることができる。

脚注

  1. ^ New York Times, Transfer Points Under Higher Fare, June 30, 1948, page 19
  2. ^ a b Facts and Figures: Annual Subway Ridership 2013–2018”. メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ (2019年7月18日). 2019年7月18日閲覧。
  3. ^ http://www.mta.info/mta/aft/permanentart/permart.html?agency=nyct&line=W&artist=1&station=3
  4. ^ MTA Neighborhood Maps: Midtown East / Grand Central”. mta.info. Metropolitan Transportation Authority (New York) (2015年). 2015年11月21日閲覧。
  5. ^ New York Times, Lexington Av. Line to be Opened Today, July 17, 1918, page 13
  6. ^ "East Side Subway to Get Express Stop at 59th St.", New York Times; April 8, 1959; page 1
  7. ^ "IRT Will Open Express Station at Lexington and 59th Thursday", New York Times; November 9, 1962; page 37
  8. ^ New 59th Street Express Station brochure”. www.thejoekorner.com. New York City Transit Authority (1962年11月15日). 2016年1月25日閲覧。
  9. ^ New York Times, Subway to Open Two New Stations, August 31, 1919, page 25
  10. ^ Lexington Ave (BMT) unfinished platforms

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、レキシントン・アベニュー/59丁目駅に関するカテゴリがあります。




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