1・2号4輪無蓋電動貨車
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「京浜電気鉄道の電動貨車」の記事における「1・2号4輪無蓋電動貨車」の解説
京浜電気鉄道が1913年(大正2年)4月22日付子土甲第1501号で構造の認可を受けた、3トン積木造4輪無蓋電動貨車1両(1号)で、同年5月7日付で竣功届を提出した。なお、同時に7トン積と4トン積の木造4輪無蓋付随貨車をそれぞれ4両、1両導入している。 竣功後は土砂、枕木、および電柱などの運搬に使用していたが、1両のみでは故障の際や工事が頻繁な際に不便なため、1914年(大正3年)4月14日付子土甲第1501号・寅警保電収第37号で1両の増設認可(1号と同一設計)を受け、同年5月7日付京寅電第82号で2号として落成届を提出した。 車両寸法は長さ(連結面間)7.26m(23ft10in)、幅2.28m(7ft6in)、高さ(トロリースタンド下端まで)3.12m(10ft3in)、自重は7トンである。また、電動機は25馬力のGE製800形を2個、制御器はGE製K2形を2個備える。台車は軸距2.13m(7ft)のペックハム製、制動機はステーリング式2個を使用している。 事業用として使用されたが、2両とも1937年(昭和12年)11月24日付の届出で廃車された。
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