1:2共鳴(周期:約330年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 04:47 UTC 版)
「共鳴外縁天体」の記事における「1:2共鳴(周期:約330年)」の解説
47.8AUのこの軌道は、しばしばエッジワース・カイパーベルトの「外縁」と考えられ、この共鳴軌道上の天体はトゥーティノ族と呼ばれる。トゥーティノ族は15°以下の軌道傾斜角を持ち、0.1から0.3程度の適度な軌道離心率を持つ。1:2共鳴にある天体の一部は、海王星のマイグレーションの際に微惑星円盤から掃き出された天体を起源とするものではないと考えられている。 2008年10月時点で、この軌道には、冥王星族よりもかなり少ない14個の天体が見つかっている。長期の軌道統合は、1:2共鳴は2:3共鳴よりも不安定で、40億年間で冥王星族の28%が生き残ったのに対し、15%しか生き残らなかったことを示している。もともとトゥーティノ族はは冥王星族に匹敵する数が存在したが、現在までに減ってしまったのかもしれない。 軌道が確立している天体には、次のものがある。 (20161) 1996 TR66 (26308) 1998 SM165 (119979) 2002 WC19 - 準惑星候補 (130391) 2000 JG81 (137295) 1999 RB216
※この「1:2共鳴(周期:約330年)」の解説は、「共鳴外縁天体」の解説の一部です。
「1:2共鳴(周期:約330年)」を含む「共鳴外縁天体」の記事については、「共鳴外縁天体」の概要を参照ください。
- 1:2共鳴のページへのリンク