-総和法とは? わかりやすく解説

発散級数

(-総和法 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/07 22:36 UTC 版)

数学において発散級数(はっさんきゅうすう、: divergent series)とは、収束しない級数である、つまり、部分和の成す無限列が有限な極限を持たない級数である。





(A, λn)-総和法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 19:38 UTC 版)

アーベル総和法」の記事における「(A, λn)-総和法」の解説

{λn} を 0 ≤ λ 0 < λ 1 < ⋯ < λ n < ⋯ {\displaystyle 0\leq \lambda _{0}<\lambda _{1}<\cdots <\lambda _{n}<\cdots } を満たす単調増加な数列とする。ここで級数 f ( x ) = ∑ n=0 ∞ a n exp ⁡ ( − λ n x ) {\displaystyle f(x)=\sum _{n=0}^{\infty }a_{n}\exp {(-\lambda _{n}x)}} が任意の x> 0 について収束し、かつ左極限 x → +0存在しlim x → + 0 f ( x ) = s {\displaystyle \lim _{x\to +0}f(x)=s} と有限値 s になるとき、級数 ∑∞n=0 an は s に (A, λn)-総和可能という。特に λn = n場合は、アーベル総和法一致する

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(J, pn)-総和法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 19:38 UTC 版)

アーベル総和法」の記事における「(J, pn)-総和法」の解説

アーベル総和法において、ベキ級数 f(x)部分和の列 {sn} によって、 f ( x ) = ( 1 − x ) ∑ n = 0 ∞ s n x n = ∑ n = 0 ∞ s n x n ∑ n = 0 ∞ x n = ∑ n = 0 ∞ p n s n x n ∑ n = 0 ∞ p n x n ( p n = 1 ) {\displaystyle f(x)=(1-x)\sum _{n=0}^{\infty }s_{n}x^{n}={\frac {\sum _{n=0}^{\infty }s_{n}x^{n}}{\sum _{n=0}^{\infty }x^{n}}}={\frac {\sum _{n=0}^{\infty }p_{n}s_{n}x^{n}}{\sum _{n=0}^{\infty }p_{n}x^{n}}}\quad (p_{n}=1)} と表すことができる。より一般に数列 {pn} が p n ≥ 0 , ∑ k = np k > 0 {\displaystyle p_{n}\geq 0,\quad \sum _{k=n}^{\infty }p_{k}>0} を満たし、{pn} によって定義されるベキ級数 p ( x ) = ∑ n = 0 ∞ p n x n {\displaystyle p(x)=\sum _{n=0}^{\infty }p_{n}x^{n}} が収束半径 r > 0 を持つとする。このとき、 p s ( x ) = ∑ n = 0 ∞ p n s n x n {\displaystyle p_{s}(x)=\sum _{n=0}^{\infty }p_{n}s_{n}x^{n}} が 0 ≤ x < r で収束し、かつ lim x → r − p s ( x ) p ( x ) = s {\displaystyle \lim _{x\to r-}{\frac {p_{s}(x)}{p(x)}}=s} が成り立つとき、値 s に (J, pn)-総和可能という。

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(C, α)-総和法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 07:00 UTC 版)

チェザロ和」の記事における「(C, α)-総和法」の解説

1890年アーネスト・チェザロ非負の整数 n に対し (C, n)-総和法あるいはチェザロの n-次総和法などと呼ばれるチェザロ和一般化について発表した。この枠組みでは (C, 0)-和は通常の意味の和に相当し、(C, 1)-和は上記チェザロ和相当する高次チェザロ総和法次のように記述される。 まず、与えられ級数 Σan に対し、Anα を A n − 1 = a n ; A n α = ∑ k = 0 n A k α − 1 {\displaystyle A_{n}^{-1}=a_{n};\quad A_{n}^{\alpha }=\sum _{k=0}^{n}A_{k}^{\alpha -1}} と帰納的に定めEnαを級数 1 + 0 + 0 + 0 + … に対する Anα となるように定義する。このとき、Σan の (C, α)-和とは、極限 lim n → ∞ A n α E n α {\displaystyle \lim _{n\to \infty }{\frac {A_{n}^{\alpha }}{E_{n}^{\alpha }}}} が存在するとき、その極限をいう (Shawyer & Watson 1994, pp.16-17)。これは上で最初に述べた意味のチェザロ和を α 回繰り返し適用して得られることを表しており、 ( C , α ) − ∑ j = 0 ∞ a j = lim n → ∞ ∑ j = 0 n ( n j ) ( n + α j ) a j {\displaystyle (C,\alpha )-\sum _{j=0}^{\infty }a_{j}=\lim _{n\to \infty }\sum _{j=0}^{n}{\frac {n \choose j}{n+\alpha \choose j}}a_{j}} のように書き直すことができる。もっと一般に負の整数でない実数 α に対して、 Anα は以下の級数 ∑ n = 0 ∞ A n α x n = ∑ n = 0 ∞ a n x n ( 1 − x ) 1 + α {\displaystyle \sum _{n=0}^{\infty }A_{n}^{\alpha }x^{n}={\frac {\displaystyle {\sum _{n=0}^{\infty }a_{n}x^{n}}}{(1-x)^{1+\alpha }}}} の係数として陰伏的に与えられるものとし、Enα は上と同様に定める。特に Enα は冪指数が −(1 + α) であるよう二項係数として得られる。このとき、Σ an の (C, α)-和は上述同様に商 Anα/Enα として定められる級数に (C,α)-和が存在すれば、それより高次チェザロ和存在することが言えるまた、 α > −1 で (C,α)-和が存在すれば、an = o(nα) であることもわかる。

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総和法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 16:01 UTC 版)

積分法」の記事における「総和法」の解説

しばしば積分離散版として総和和分)を捉えるが行われる。たとえば無限個の数の相加平均積分として「解釈」して定式化することができるし、ルベーグ積分文脈では数え上げ測度に関する積分として実際に総和現れる

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