紫源氏【ムラサキゲンジ】(草花類)
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登録番号 | 第5235号 |
登録年月日 | 1996年 10月 15日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | 紫源氏 よみ:ムラサキゲンジ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社河野メリクロン | |
品種登録者の住所 | 徳島県美馬郡脇町大字北庄562番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 河野通郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「金華山」に「剣・阿波美人」を交配して育成されたものであり,花は穏赤色でペタルに浅橙黄の細い覆輪が入り,リップは長三角形で淡橙黄の地色に暗紅の斑点と濃紅のぼかしが入り,花の香りがある中型種である。 草型は中,草姿は立型である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は扁円形,高さは 5.5cm,長径は 4.5cm程度である。葉の全体の形は線形,先端は不等鋭先形,葉の先端の角度は30~60゜,長さは70cm,幅は 2cm程度,葉色は緑,葉数は 7~ 9枚である。花茎の長さは80cm,太さは 9mm程度, 1花茎の花数は11~20花,花茎の上部,中部及び下部の色はその他(灰赤)である。花型は平咲き,横径は 7.5cm,縦径は 7cm程度,ド―サル・セパル及びペタルの正面の形は広線形,ラテラル・セパルは湾曲線状披針形である。ドーサル・セパル及びラテラル・セパルの横径は11mm,縦径は45mm程度である。リップは長三角形,先端は鋭先形,周縁の反転は無,波打ちは小である。全体的な花色は赤系,ドーサル・セパルは穏赤(JHS カラ―チャ―ト0416)の地色に灰赤(同0419)の条線が入り,ラテラル・セパルは穏赤(同0416)の単色,ペタルは穏赤(同0416)の地色に灰赤(同0419)の条線と浅橙黄(同2203)の細い覆輪が入り,リップは淡橙黄(同2202)の地色に暗紅(同0110)の斑点と鮮紫ピンク(同 9705)のぼかしが入る。花の香りは中,開花期は冬である。 「剣・阿波美人」と比較して,咲き型が平咲きであること,ラテラル・セパルの形が湾曲線状披針形であること,ドーサル・セパル及びラテラル・セパルの横径が狭いこと,花の香りがあること等で区別性が認められる | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(徳島県美馬郡脇町)において,「金華山」に「剣・阿波美人」を昭和47年に交配し,52年にその実生の開花株の中から選抜し,以後,増殖を行いながらその特性を確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「紗音流」であった。 |
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