高校事変XⅡ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:24 UTC 版)
圧倒的な武力と交渉術で、在日米軍を黙らせ日本の実効支配を強めてゆく優莉架禱斗。盟友とも言うべきゲリラや反政府組織のリーダーらも続々と入国し、日本はテロリストの一大拠点へと変貌しつつあった。国の全てを手に入れ、政治も意のままに操れる。しかしそんな状況の中でも、架禱斗には一つ気がかりがあった。姿をくらませたままの結衣ら兄弟の行方だった。 結衣と関わり合いを持った生徒らが中心となり、SNSを通じて連絡を取り合い、集会を開く計画がある事を察知した架禱斗は、スパイを巧みに利用しながら彼等を誘導し、餌として罠を仕掛け、結衣ら兄弟をおびき寄せようとする。 一方で逃亡中の結衣は、抱かれた記憶も無い亡き母が残した遺産を受取るため、富津市の東京湾観音へ向かった。 架禱斗と結衣の最終戦。その戦場に選ばれたのは、かつて矢幡元総理夫妻の関与が取り沙汰され、疑惑の中心として世間を賑わせ、開校されないまま放置された茅ヶ崎の森本学園。罠が仕掛けられている事を承知で、その中に飛び込んでゆく結衣ら兄弟。何の因果か?運命のいたずらか?そしてその最終ラウンド試合のゴングは高らかに鳴らされた。「結衣だけど。森本学園で待ってる」と。
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