駅馬車定跡
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△持駒 歩 ▲持駒 歩 Stagecoachup move 36 △持駒 歩 ▲持駒 歩 Stagecoachup move 42 △持駒 歩 ▲持駒 歩 Stagecoachup move 44 △持駒 歩 ▲持駒 歩 Stagecoachup move 45 △持駒 角 歩 ▲持駒 歩 Stagecoachup move 46 △持駒 角 歩 ▲持駒 角 歩 Stagecoachup move 48 △持駒 角 歩 ▲持駒 角 歩 Stagecoachup move 50 △持駒 角 歩 ▲持駒 角 歩 Stagecoachup move 51 駅馬車定跡は、相掛かりの対称的な同形飛車と相腰掛銀のバリエーションである。 アメリカ映画の駅馬車にちなんで名付けられた。
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駅馬車定跡
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1948年9月の塚田正夫名人対升田幸三八段戦(塚田升田五番勝負・第4局)がキッカケになった将棋で、図1-1aは相掛かりから、塚田が▲2六飛と浮いたところ。ここから升田が秀逸な手順をみせる。図1-1a以下△8八角成▲同銀△2二銀▲7七銀△3三銀▲6六歩△4四歩▲6五歩△4五歩(図1-1b)。後手から角交換をしたので1手損になったが、図1-1bまで進んでみると、2六の飛車が負担になっている。図1-1bから6筋を厚くする▲6六銀は、△4四角が飛車銀両取り、▲6六角とラインに先着するのも△4四角と合わせられ、▲同角△同銀では手順に銀を活用されてしまう。実践進行では飛車浮きをとがめられて指す手が難しく▲2八飛と引いているが、先後同形ながら手損は解消されて、後手の手番になっている。▲2八飛以下の手順は、△4四銀▲6六銀の中央志向に△8八歩▲同金△6四歩▲同歩△同金と、後手は右金も繰り出した。 さらに▲7八金△6五歩▲7七銀△5五金(図1-1c)で、後手は金銀の勢力差で後手が制空権を確保している。この手順がそのまま後手有利の定跡となり、現在もそれを覆す手は現れていない。 定跡の名称となった駅馬車定跡は、加藤治郎名誉九段が命名した。名画「駅馬車」のラストシーンと、図1-1bから図1-1cにかけて金銀がだんだんと中央へ集まっていく様子が似ていることから、その名がついたという。 △持駒 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 香 銀 桂 香 一 飛 王 金 角 二 桂 金 歩 歩 歩 三 歩 歩 銀 歩 歩 四 歩 歩 五 歩 歩 銀 歩 飛 歩 六 歩 歩 歩 金 桂 七 角 金 玉 八 香 桂 銀 香 九 ▲持駒 歩図は▲2六飛まで図1-1a 駅馬車定跡1 △持駒 角歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 香 桂 香 一 飛 王 金 二 桂 金 歩 歩 銀 歩 三 歩 歩 銀 歩 歩 四 歩 歩 五 歩 歩 銀 歩 飛 歩 六 歩 銀 歩 歩 金 桂 七 金 玉 八 香 桂 香 九 ▲持駒 角歩二図は△4五歩まで図1-1b 駅馬車定跡2 △持駒 角 9 8 7 6 5 4 3 2 1 香 桂 香 一 飛 王 金 二 桂 歩 歩 三 歩 歩 銀 銀 歩 歩 四 歩 金 歩 五 歩 歩 銀 歩 飛 歩 六 歩 銀 歩 歩 金 桂 七 金 玉 八 香 桂 香 九 ▲持駒 角歩四図は△5五金まで図1-1c 駅馬車定跡3
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