題材による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 04:14 UTC 版)
もともとの木彫り彫刻のルーツは刃物の発祥とほぼ時を同じくする。宗教的なものや純粋な美術品として木彫刻もあるが、ここではあくまで趣味の木工芸としてのカービングの種類を記述する。 バード・カービング 一個の木片から鳥の形を削りだし、他の素材で細かい部分の細工を施し、全体を彩色して、本物の鳥とそっくりに模型を作るカービング。足の部分には針金などの素材、眼にはガラス素材を使い、よりリアルな仕上がりを目指すものが多い。狩猟で鳥をおびき寄せるために使う囮を木で作ったデコイがより精巧になったもの。増殖事業に利用されることもある(デコイNo22)。 フィッシュ・カービング 魚をモチーフにしたカービング。技術や手法はバード・カービングに順ずる。 こちらも掘る対象が異なれば呼称は異なっていく。素材が木材の場合、木目の細かく柔らかいものが使われる(他に、岩、石、骨、象牙、氷などが素材として挙げられる)。木片に下書きをしてそのまま掘っていく手法と、あらかじめ粘土などでモデリングをしてから彫る手法があり、彩色にはアクリル絵具が良く使われ、その際、筆、エアブラシなどが使われる。道具は一般的な彫刻刀のほかグラインダーなどの電動工具も使用される。
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