非特異的腰痛の治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:42 UTC 版)
米国内科学会 2017ガイドライン腰痛の期間急性(4週未満)亜急性・慢性(4週以上)セルフケア 活動性を保つようアドバイス Yes Yes 書籍、パンフレット Yes Yes 皮膚表面から温める Yes 薬物療法 アセトアミノフェン Yes Yes NSAIDs Yes Yes 骨格筋弛緩薬 Yes 三環系抗うつ薬(TCA) Yes ベンゾジアゼピン類 Yes Yes トラマドール、オピオイド Yes Yes 非薬物療法 脊柱操作 Yes Yes 運動療法 Yes マッサージ Yes 鍼 Yes ヨガ Yes 認知行動療法 Yes プログレッシブリラクゼーション Yes 集中的な集学的リハビリテーション Yes ※ エビデンスグレードB以上のものを提示 2017年の米国内科学会ガイドラインにおいては、患者の大半は治療とは関係なく回復するとされる。そのため第一選択肢は非薬物療法が推奨される。 セルフケアおよび患者教育(情報提供)も重要である。「体の活動性を維持し、運動を行い、あまり休まずに、仕事を続けるように」とアドバイスを受けると、腰痛の予後は改善する。正しい情報を与え安心させると予後は改善し、怖がらせて不安を与えると予後は悪化する。「Know pain, or no gain」(痛みについて学べ。そうしなければ進展は無い)という標語がある。
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