非特異的腰痛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:42 UTC 版)
非特異的な腰痛の責任部位は、腰ではなく脳である。非特異的腰痛では、脳の視床は活性化されず、前頭葉の一部だけが活性化される(Northwestern大学のVania Apkarian博士)。これに対して、腰部打撲による急性腰痛では、腰部からの痛みの情報は、脳の視床に入って視床が活性化され、さらに脳のその他の部位が活性化される(このように、全ての感覚性情報は、いったん視床に入り、その後に脳の各部位に伝達される)。非特異的腰痛の場合では、末梢(腰)や視床は、腰の痛みにあまり関与していない。
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