非特異的免疫増強物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 06:34 UTC 版)
内因性物質の中には、非特異的な免疫増強物質が多い。例えば、女性ホルモンは、適応免疫反応と自然免疫反応の両方を刺激する事が知られている。エリテマトーデスのような自己免疫疾患は、女性に多く、その発症はしばしば思春期に一致する。また、プロラクチン、成長ホルモン、ビタミンD等、他のホルモンも免疫系を制御していると考えられる デオキシコール酸(DCA)は、非特異的免疫系の免疫賦活剤として、その主役であるマクロファージを活性化すると指摘する論文がある。これらの文献によると、体内に十分な量のDCAがあれば、非特異的免疫系の免疫反応が良好になるとされている。 その他にも様々な製品の販売業者や、カイロプラクター、ホメオパシー信者、鍼灸師などの代替医療従事者が、免疫系を刺激したり、「高める」ことができると主張しているが、一般的には意味のある説明や効果の証拠はない。
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