非犯罪化に反対する意見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 15:18 UTC 版)
「セックスワーカー」の記事における「非犯罪化に反対する意見」の解説
犯罪化、法制限を支持する意見は主に、セックスワークは本質的に搾取的であるため、セックスワーカーの権利を保障した上での非犯罪化は事実上不可能だという考えを基本としている。 その上で、非犯罪化することでセックスワークの需要が増えることを危惧する意見もある。売春を合法化した国において、近隣の貧しい国から「援助された移民」と称される実質的な人身売買が増加したという指摘もある。2000年に売春を合法化したオランダ・アムステルダム市長は2007年の記者会見で、「2000年の売春合法化以降、事情が変わってしまった。法律で許可されているのは自発的な売春だが、昨今では人身売買や性的搾取などの犯罪が横行している」と指摘。しかし、そういった現象は非犯罪化による様々な社会問題の表面化や、セックスワークが違法である近隣国からの就業移民として来ている訳であり、必ずしも経済的搾取の増加ではないという指摘もある。
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