非常用放水路の使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 14:22 UTC 版)
「オーロビルダム」の記事における「非常用放水路の使用」の解説
非常用放水路(正式には補助放水路)を使用するための準備作業がはじめられた。この放水路は問題が生じた時に備えて設けられていたが、実際に使われるのは初めてである。2017年2月10日には送電線を移動させ、補助放水路の下の丘陵地帯では樹木の伐採が行われた。 2017年2月11日午前8時ごろ、1968年のダム竣工以来初めて補助放水路に水が流れた。当初は避難が必要になるような危険性はないと考えられていたが、しばらくすると補助放水路の上部から360m3/sで越流が始まった。 2017年2月12日、補助放水路の予期せぬ不具合により、フェザー川流域の低地の地域に避難勧告が行われた。2月12日午後8時までに補助放水路の越流は食い止められたものの、その時点では避難勧告の解除は行われず、13日朝に損害状況の確認が行われた。2月13日までに188,000人近くの人々が避難したと報告されている。 2017年2月14日、ダムの水位が低下傾向にあることが確認されたため、住民に対する避難指示は解除された。
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