離散化誤差とは? わかりやすく解説

離散化誤差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/08 03:38 UTC 版)

数値解析計算物理学およびシミュレーションで、離散化誤差:Discretization error)あるいは切り捨て誤差:Truncation error)は、連続変数の関数をコンピューターで有限個数(たとえば格子モデル英語版上)の計算で表現することに起因する誤差[1][2]。一般的に、格子の間隔を狭くすることなどによって離散化誤差を減らすことができるが、計算量は増加する。


  1. ^ a b 大石進一(編著)『精度保証付き数値計算の基礎』コロナ社、2018年7月。ISBN 978-4-339-02887-4
  2. ^ a b c d e 山本哲朗『数値解析入門』サイエンス社〈サイエンスライブラリ 現代数学への入門 14〉、2003年6月、増訂版。ISBN 4-7819-1038-6
  3. ^ Higham, Nicholas (2002). Accuracy and Stability of Numerical Algorithms (2 ed). SIAM. pp. 5. 


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離散化誤差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 23:37 UTC 版)

数値解析」の記事における「離散化誤差」の解説

多く問題では基礎方程式微分方程式である。連続量表される微分方程式離散化近似を行うと、元の式と異な差分方程式得られる差分方程式テイラー展開高次微小量を無視して得られるため、その解も元の微分方程式の解正確に一致しないこのように離散化によって発生する誤差を離散化誤差という。この誤差を減らすには、より高次離散化方法をとる、計算点の個数できるだけ多くするなどの方法がある。

※この「離散化誤差」の解説は、「数値解析」の解説の一部です。
「離散化誤差」を含む「数値解析」の記事については、「数値解析」の概要を参照ください。

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