離乳への移行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 00:59 UTC 版)
離乳とは、乳汁栄養(母乳や育児用ミルクなど)から幼児食へ移行するとともに食物を咀嚼する摂食機能が発達する過程をいう。 米国のガイドラインが定める乳児に離乳食を導入する最適な時期は大幅に変わってきており、1958年のガイドラインでは3か月から固形食、1970年代には4か月後半から、1990年代になって6か月からの導入に落ち着いた。 日本では1966年(昭和41年)に出版されたベンジャミン・スポックの『スポック博士の育児書』の翻訳書で生後3か月からオートミールの離乳食を与えることが推奨されていた。1980年(昭和55年)に厚生省が離乳ガイドラインを作り、母子健康手帳に5~6か月から離乳食を与えるよう記述された。2019年3月の厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では「いつまで乳汁を継続することが適切かに関しては、母親等の考えを尊重して支援を進める。」とされている。
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