離乳、断乳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 11:17 UTC 版)
離乳は、乳にかわって、これから食べて行くことになる食品を与えはじめ、乳を与えることをやめていく過程である。このうち、母乳を直接授乳することをやめる過程が断乳である。子供はおっぱいを欲しがるものなので、断乳はいささか難しい。日本では乳房に恐い顔を描く、乳首に辛子を塗るなどの方法をとることもあり、泣いても言って聞かせておっぱいを出さないなどの説得作戦もある。一旦離乳が成功すると、もう母乳の出番はなくなり、離乳食その他固形の食品で全ての栄養をまかなうようになる。 ほとんどの哺乳類は離乳の末期にラクターゼの分泌が止まり、乳糖不耐症の状態になる(乳製品をうけつけない。無理して飲むと下痢をする)。一部の欧州圏などではラクターゼ活性持続症の遺伝子を持つ人の割合が多い。
※この「離乳、断乳」の解説は、「母乳栄養」の解説の一部です。
「離乳、断乳」を含む「母乳栄養」の記事については、「母乳栄養」の概要を参照ください。
- 離乳、断乳のページへのリンク