陸奥国分寺薬師堂
陸奥国分寺
(陸奥国分寺薬師堂 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/13 06:57 UTC 版)
陸奥国分寺（むつ こくぶんじ）は、宮城県仙台市若林区木ノ下にある真言宗智山派の寺院。護国山医王院国分寺と号す。本尊は薬師如来。
- ^ a b 『図説日本の史跡 5 古代2』pp35 - 36; 『宮城県百科寺事典』p.1023
- ^ 大塚徳郎「古代および中世の宮城県」、『宮城県の地理と歴史』第2巻72-73頁。
- ^ 1995年刊『仙台市史』資料編1（古代中世）119頁。
- ^ 豊村幸宏『国分寺東遺跡発掘調査報告書』34-35頁。
- ^ 『日本三代実録』貞観11年5月26日条。
- ^ 『日本三代実録』貞観15年12月7日条。
- ^ 『延喜式』主税上、諸国本稲の陸奥国。
- ^ 『日本紀略』承平4年閏正月15日条。
- ^ 酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」1頁、8頁。
- ^ 酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」8-9頁。佐々久「仏像彫刻」、『宮城県史』復刻版第13巻21頁。
- ^ 酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」6頁。
- ^ 東北歴史資料館『名取新宮寺一切経調査報告書』318頁。1995年刊『仙台市史』資料編1（古代中世）119頁・304頁。
- ^ 政次浩「仙台市に伝わる平安・鎌倉時代の仏像」『仙台市史』特別編3（美術工芸）43頁。
- ^ 詳しくは「国分氏 (陸奥国)」を参照。
- ^ 『宮城県百科事典』（河北新報社、1982）の「陸奥国分寺」の項の挿図による。
- ^ 「保寿寺京円覚書」。1995年刊『仙台市史』資料編1（古代中世）402-403頁と、『市史せんだい』第5号の史料紹介「秋田県公文書館所蔵『国分文書』」114-115頁に収録『宮城県史』復刻版第1巻389-390頁にも引用がある。
- ^ 「奥州余目記録」。1992年刊行『仙台叢書』第８巻19-40頁に収録。
- ^ 『奥州国分寺縁起記』、『護国山国分寺来由記』。黒沢泰輔『陸奥国分寺』13、22-23頁。
- ^ 小厨子の背面に、学頭坊第6代の宥喩が記した（酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」9-10頁註6）。『仙台市史』通史編2には、宥松が第6第学頭坊で願主となったとある（羽下徳彦「千代から仙台へ」『仙台市史』通史編2（古代中世）411頁。）。
- ^ 酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」10頁註6。
- ^ 『奥州宮城郡金光明四天王護国山国分寺縁起』。『伊達治家記録』慶長12年10月に引用。黒沢泰輔『陸奥国分寺』4頁に収録。
- ^ 渡辺浩一「寺社と門前」、2003年刊『仙台市史』通史編4（近世2）濱田直嗣「神社と寺院の美術」、2001年刊『仙台市史』通史編3（近世1）359頁。
- ^ 『伊達家治家記録』、『護国山国分寺来由記』。黒沢泰輔『陸奥国分寺』3、25頁にある。
- ^ 「陸奥国分寺薬師堂棟札銘」。黒沢泰輔『陸奥国分寺』6-7頁にある。造立者の伊達政宗の名は、羽柴大崎少将越前守政宗としてある。『伊達治家記録』は頭領の名を落として同じ。黒沢泰輔『陸奥国分寺』3頁にある。
- ^ a b c 『奥州国分寺縁起記』。黒沢泰輔『陸奥国分寺』の16頁にある。
- ^ 『護国山国分寺来由記』。黒沢泰輔『陸奥国分寺』の25頁にある。
- ^ 『伊達治家記録』に永代供養のため4万銭を寄付と記すが、『奥州国分寺縁起記』に「4万銭の地」とある。それぞれ黒沢泰輔『陸奥国分寺』の3頁と16頁。
- ^ 『奥州国分寺縁起記』、『護国山国分寺来由記』。黒沢泰輔『陸奥国分寺』の16-17頁、26頁にある。
- ^ 渡辺浩一「寺社と門前」、2003年刊『仙台市史』通史編4（近世2）228-229頁。
- ^ 額に「准胝堂」、石碑に「准胝観音」、堂の縁起に「準胝観音」。小倉博「木の下国分寺準胝観音堂調査記」20-21頁（通巻770-771頁）。
- ^ 吉岡一男『仙台の三十三観音』51頁。
- ^ a b 『奥州国分寺縁起記』、『護国山国分寺来由記』、黒沢泰輔『陸奥国分寺』の17頁・26頁。
- ^ 『護国山国分寺来由記』、黒沢泰輔『陸奥国分寺』21頁。『残月台本荒萩』巻之一、『仙台叢書』第1巻248-249頁。
- ^ 松本源吉「陸奥国国分僧寺七重塔の研究」2頁（通巻648頁）。加藤孝「考古学上よりみた宮城県」、『宮城県の地理と歴史』第2巻63頁。
- ^ 松本源吉「陸奥国国分僧寺七重塔の研究」4-5頁（通巻650-651頁）。
- ^ 中門から金堂へは大規模な複廊式回廊で連絡
- ^ 伊東信雄「陸奥国分寺跡の発掘」157-158頁。
- ^ 豊田武・編『東北の歴史』上巻155頁で、高橋富雄は「奈良朝寺院跡、とくに国分寺跡調査の一つの基準が示された」とする。
- ^ 松本清一「史跡陸奥国分寺跡」、『仙台平野の遺跡群VI 昭和61年度発掘地調査報告書』3頁。国分寺の南の広い道と東北本線（貨物線）の交差点の北東にある三角地である。
- ^ 仙台市「杜の都 緑の名所100選」中の「薬師堂周辺」
- ^ “政宗が育んだ“伊達”な文化”. 2023年11月14日閲覧。
- ^ a b “指定文化財〈名勝〉おくのほそ道の風景地”. 2023年11月14日閲覧。
- ^ “宮城県の名勝一覧”. 2023年11月14日閲覧。
- ^ お薬師さんの手づくり市（2018年2月23日閲覧）
- ^ 小倉強「建築」、『宮城県史』復刻版第13巻287頁。山本金次郎・編『宮城県名勝地誌』179-180頁。
- ^ 『仙台市史』続編第2巻212頁。
- ^ 地底の森ミュージアム企画展「陸奥国分寺展-発掘調査黎明期の挑戦者-」関連イベントを開催します仙台市記者発表資料（2018年2月23日閲覧）
- ^ a b 陸奥国分寺鐘楼解体・復元修理工事について（仙台市ホームページ）。2020年1月閲覧。
- ^ 『宮城県名勝地誌』179頁。
- ^ a b c 『国分寺別当来由記』。黒沢泰輔『陸奥国分寺』の28-29頁にある。
- ^ 『七倶胝仏母准胝観音大士堂蔵修縁起外紀』。小倉博「木の下国分寺準胝観音堂調査記」（『仙台郷土研究』2巻9号）の22頁、通巻772頁にある。
- ^ 『残月台本荒萩』巻之一、『仙台叢書』第1巻248頁。
- ^ 『奥州国分寺縁起記』、『護国山国分寺来由記』。黒沢泰輔『陸奥国分寺』12-13頁と21-22頁にある。『七倶胝仏母准胝観音大士堂蔵修縁起外紀』は、20余の草堂には触れないが同じ。こちらは小倉博「木の下国分寺準胝観音堂調査記」（『仙台郷土研究』2巻9号）の22-23頁、通巻772-773頁にある。
- ^ 『伊達家治家記録』慶長10年条。黒沢泰輔『陸奥国分寺』 2-3頁に引用。
- ^ 『奥州国分寺縁起記』、『護国山国分寺来由記』。それぞれ黒沢泰輔『陸奥国分寺』の13-15頁、23-25頁にある。
- ^ 酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」
- ^ a b “日光・月光菩薩立像 - 仙台市の指定・登録文化財”. www.sendai-c.ed.jp. 2023年11月14日閲覧。
- ^ a b 木造十二神将立像（宮城県ホームページ）。
- ^ a b 木造十二神将立像（仙台市ホームページ）。
- ^ a b 木造不動明王立像（宮城県ホームページ）。
- ^ a b 木造不動明王立像（仙台市ホームページ）。
- ^ a b 木造毘沙門天立像（陸奥国分寺蔵）（宮城県ホームページ）。
- ^ a b 木造毘沙門天立像（仙台市ホームページ）。
- ^ “陸奥国分寺公式サイト「寺宝」”. 2023年11月14日閲覧。
- ^ 『護国山国分寺来由記』、黒沢泰輔『陸奥国分寺』の26-27頁。
- ^ 石橋幸作『駄菓子のふるさと』36-37頁。
- ^ 佐藤雅也「近代仙台における庶民の生活暦」(2) 72-74頁。
- ^ 三原良吉「仙台民俗誌」199頁。小野寺正人「旧城下の祭りと信仰習俗」469頁。
- ^ 石橋幸作『駄菓子のふるさと』15頁、37-38頁。三原良吉「仙台民俗誌」41頁、198頁。
- ^ 石橋幸作『駄菓子のふるさと』35頁。小野寺正人「旧城下の祭りと信仰習俗」469頁。
- ^ 小野寺「旧城下の祭りと信仰習俗」269頁。
- ^ 三原良吉「仙台民俗誌」45頁。小野寺正人「旧城下の祭りと信仰習俗」469頁。
- ^ 石橋幸作『駄菓子のふるさと』15-17頁、35-38頁。子（コ）は仙台弁など東北地方でしばしば使われる接尾語で、特に意味はない。
- ^ 石橋幸作『駄菓子風土記』56頁。
- ^ 陸奥国分寺公式サイト「薬師堂の年間行事」、2011年12月閲覧。
- ^ 小野寺正人「旧城下の祭りと信仰習俗」469頁。
- ^ 鈴木省三『仙台風俗志（全）』93頁。江戸時代の地誌『残月台本荒萩』は3月4日に剣の舞ありと記す（巻之一、『仙台叢書』第1巻248頁）。三原良吉「仙台民俗誌」はこの舞いを1月6日のことと記す。
- ^ 鈴木省三『仙台風俗志（全）』93頁。三原良吉「仙台民俗誌」197頁。
- ^ 伊東信雄「陸奥国分寺跡発掘」158-159頁。
- ^ 伊東信雄「陸奥国分寺跡発掘」159頁。
- ^ 小倉強『宮城県の古建築』30-31頁。濱田直嗣「神社と寺院の美術」、2001年刊『仙台市史』通史編3（近世1）359頁。
- ^ 小倉強『宮城県の古建築』31頁。
- ^ 小倉強「建築」、『宮城県史』復刻版第13巻286頁。
- ^ a b 陸奥国分寺薬師堂 - 国指定文化財等データベース（文化庁）
- ^ 陸奥国分寺「宮城県指定有形文化財陸奥国分寺薬師堂仁王門の修復」。
- ^ a b 陸奥国分寺薬師堂仁王門（宮城県教育庁文化財保護課）。
- ^ “陸奥国分寺鐘楼堂 - 仙台市の指定・登録文化財”. www.sendai-c.ed.jp. 2023年9月20日閲覧。
- ^ 小倉博「木の下国分寺準胝観音堂調査記」。
- ^ 田村昭『仙台のバス停物語』第1巻56頁。
- ^ a b 陸奥国分寺准胝観音堂（仙台市ホームページ）。
- ^ 安政3年・6年間製作の「安政補正改革仙府絵図」と「陸奥国分寺薬師堂棟札銘」に大宝坊、寛文8・9年製作とされる仙台城下絵図、延宝6・8年製作の仙台城下大絵図に「大法坊」とある。棟札に従う。
- ^ 寛海高山「七倶胝仏母准胝観音大士堂蔵修縁起外紀」。『複刻版仙台叢書封内風土記』35頁。
- ^ 陸奥国分寺薬師堂（宮城県ホームページ）。
- ^ 陸奥国分寺薬師堂（仙台市ホームページ）。
- ^ 陸奥国分寺跡 - 国指定文化財等データベース（文化庁）
- ^ 陸奥国分寺跡（仙台市ホームページ）。
- ^ 陸奥国分寺薬師堂仁王門（仙台市ホームページ）。
- ^ 酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」28頁。
- ^ 酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」2-4頁。
- ^ 政次浩「仙台市に伝わる平安・鎌倉時代の仏像」43頁。酒井昌一郎「陸奥国分寺の不動明王・毘沙門天・十二神将」4頁。
- ^ 酒井昌一郎「陸奥国分寺の仏像 主に表面仕上げのデータから」5-6頁。
- ^ 銅造薬師十二神将像掛額（仙台市ホームページ）。
- ^ 芭蕉句碑（仙台市ホームページ）。
- ^ 大淀三千風供養碑（仙台市ホームページ）。
- ^ 陸奥国分寺鐘楼（仙台市ホームページ）。
[続きの解説]
陸奥国分寺薬師堂（仙台市若林区）
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/10 14:03 UTC 版)
「蘇民将来」の記事における「陸奥国分寺薬師堂（仙台市若林区）」の解説
※この「陸奥国分寺薬師堂（仙台市若林区）」の解説は、「蘇民将来」の解説の一部です。
「陸奥国分寺薬師堂（仙台市若林区）」を含む「蘇民将来」の記事については、「蘇民将来」の概要を参照ください。
ウィキペディア小見出し辞書の「陸奥国分寺薬師堂」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。
- 陸奥国分寺薬師堂のページへのリンク
