防空側戦術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/19 08:16 UTC 版)
第一次-第二次世界大戦前までは、防空側戦術としては撃墜が考えられてきたが、第二次大戦などになると大量の航空機が入り乱れて狙いがつけられない、航空機の高速化および運動性のため撃墜しにくいという場合が多く出始めてきた。そのために、航空機が飽和状態の空域への弾幕や、敵機侵入経路(例えば、急降下爆撃機による単従陣形の襲撃があったとしたら、敵機に狙いを定められなくともその編隊が通る位置(経路)への弾幕など)に弾を送り続けることによって妨害すると言う戦術が取られた。 侵入経路の妨害の戦例についてはヴィルベルヴィントの項目を参照 また、レーダーによる射撃、砲弾の改良(VT信管など)、防空陣地の強化、対空兵器の1箇所集中配置、1箇所散陣配置など配置方法も工夫が凝らされた。戦後になると新しい概念、誘導兵器、ミサイルなども考案され実用化された。
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