関係閣僚会合
かんけい‐かくりょうかいぎ〔クワンケイカクレウクワイギ〕【関係閣僚会議】
関係閣僚会議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 19:07 UTC 版)
この発言のあった翌日の12月24日、整備新幹線関連の大臣による閣議が開かれた。ここで、宮澤喜一大蔵大臣は、「膨大な施設をただで貸し付けるのは問題だ」と発言。梶山静六自治大臣は「沿線自治体には過疎地域が多く、一割の拠出は大変だ。地方交付税で措置しろといっても、一部地域への巨大な交付は公平原則に反する」と述べ、整備新幹線建設に地方自治体の財源負担は無理であるとの見解を示していた。高鳥修総務庁長官は「国鉄改革をやったのだからJR各社に(赤字という)悪影響が出るのは避けて欲しい」と述べた。また整備新幹線担当の石原慎太郎運輸大臣も「運輸省は行政哲学として高速鉄道網はあくまで必要と考えているが、東京、大阪の通勤地獄の方がはるかに深刻で非人道的。金があればそちらに回したい」と述べた。このように関係閣僚からは改めて整備新幹線着工への消極的な発言が続出した。
※この「関係閣僚会議」の解説は、「昭和三大馬鹿査定」の解説の一部です。
「関係閣僚会議」を含む「昭和三大馬鹿査定」の記事については、「昭和三大馬鹿査定」の概要を参照ください。
- 関係閣僚会議のページへのリンク