関のボロ市
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関のボロ市(せきのボロいち)は、毎年12月に東京都練馬区の武蔵関駅北口で行われる蚤の市を中心とする伝統行事。練馬区指定無形民俗文化財に指定されている。
概説
毎年12月9日・10日の2日間、練馬区関町北の日蓮宗本立寺で開かれるお会式とともに開かれる。当日は武蔵関駅北口に骨董品や衣料品、仏具等の販売のほか、飲食や名産品などの露店が300軒近く出店。練馬の冬の風物詩として親しまれ、毎年8万人の人出で賑わっている。
日蓮上人の命日にちなみ、江戸時代中期である1751年から始まった。当初はこの地が農業地帯だったことから農機具などの生活用品を売られていたことが始まりで、その後古着や草鞋の鼻緒を作るためのぼろきれなどを売っていたことから、この名前がついたとされる。またかつては「本立寺の市」「暮の市」とも呼ばれていた。
なお、12月9日夜には「練供養」という万灯行列が行われ、太鼓の音とともに纏を振りかざしながら威勢のいい掛け声とともに、武蔵関駅前を練り歩く。
また、2日間とも午前9時から夜10時まで、武蔵関駅北口および近辺に交通規制が敷かれる。
関連項目
- 練馬区指定・登録文化財一覧
- J:COM東京 - 12月9日に行われる練供養の模様を後日中継録画で放送(練馬区・朝霞市・和光市エリアのみ)。
- 世田谷ボロ市(毎年1・12月)
- 関町北
- 武蔵関駅
- 武蔵関公園
外部リンク
関のボロ市
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詳細は「関のボロ市」を参照 関のボロ市は、当寺院の門前で日蓮の命日に営まれる「お会式」の行事に合わせて、毎年12月9日と12月10日に行われるお祭り・蚤の市である。ルーツは江戸時代中期頃と言われ、江戸時代はこの地はまだ農村だったことから農機具や古着などの生活用品が主に売られていたといわれている。中には「ぼろきれ」も売られていたことから「ボロ市」と言われるようになったとの諸説がある。。 明治時代から昭和時代にはボロ市で相撲の興行や芝居小屋、オートバイの曲芸などのイベントも開かれ、また様々な飲食店の露店が出る等バラエティに富んだ市に変わっていった。 12月9日には檀信徒らによる万灯行列が街を練り歩くイベントも行われ、約10万人が出向く練馬の冬の風物詩になっている。 1990年、練馬区無形民俗文化財に登録された。
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固有名詞の分類
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