開発中止までの経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:53 UTC 版)
「MOTHER3」の記事における「開発中止までの経緯」の解説
『MOTHER3』の開発は前作『MOTHER2 ギーグの逆襲』の発売直後から始まり、全12章の物語で章ごとに別の主人公を立てることや、物語内の時間経過により世界の様子や人々の会話内容が変化していくことなど、様々なアイデアが糸井重里から提案された。その後、開発ハードがスーパーファミコン、NINTENDO64、64DDと移っていくが、アイデアを実現するための作業量が膨大になったことで開発は長期化する。 そうした中で、任天堂の新しいハードであるゲームボーイアドバンスとニンテンドーゲームキューブの発売に向けたプロジェクトが立ち上がる。これにより会社として『MOTHER3』の開発に注力し続けることが困難になった上、プロデューサーを務める岩田聡が海外出張などで開発現場から離れることが増えたため、開発チームとの意思疎通の機会が減ってしまった。事態の打開に向けて全部で12章あった物語を7〜9章にするなど規模を縮小する対策を講じたがそれでも状況は改善せず、このまま開発を続けると他のプロジェクトに甚大な影響が出てしまうとの判断から、開発中止が決定された。 なお、開発中止の決定前にはゲームボーイアドバンス向けソフトとして開発し直す案も模索されていたが、この時点では実現しなかった。
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